第4話
*
月曜日
いつものように会社に出勤する
昨日の出来事が頭から離れないまま…
*
会社の最寄り駅について電車を降りる
朝は混雑していて歩きにくい
・
やっとのことで抜け出したあとは出口に向かって歩く
その時
前を、金髪の男の人が通った
え、、、
京本さn……
前の人が後ろを振り向く
違った……
って、私何気にしてんだろ
こんなところを気にしたところで…
*
この一週間何も変化なく仕事をこなしてきた
ただ1つ変わったことって言ったら……
ある人のことを毎日1回は考えるようになった
それが、、、
京本さん.......
考えようとしなくても考えてしまう
こんな気持ち初めてだ
朝起きて先週と同じように公園に行く
京本さんが来るというのを信じて
*
朝、寒い中公園のベンチに座る
5分
10分
20分
と時間が過ぎていく
『やっぱりあれは、、、』
京本さん、忙しいもん
来なくて当たり前
私なんかのこと。忘れてる……
帰るか……
*
私は公園の出口に向かって歩き出す
『はぁ、、、』
私だけなんだ、、
少し複雑な道を曲がりながら家に向かう
『……』
「まってっ!!!!!」
『.......え?』
「はぁ。はぁ、はぁ、、、」
『京本さんっ!!??』
そこには息を切らしている京本さんが
「ちょっと、俺、、足遅いんだから、、はぁはぁ、、」
『え?』
「俺、寝坊して、、、」
「公園行ったけど、いなくて……」
「探し回って………」
『…あ、、はい、、』
まさか京本さんが来てくれるなんて……
「…三崎さんっ!」
『は、はいっ』
「あの、、っ、連絡先、交換しません?」
連絡先………
『あっ!はい、、』
「良かった.......^^*」
京本さんと連絡先を交換する
「あの、、、」
『.......はい、』
「今日、話せませんか?今から」
『.......は、はい、、、』
考えることも無く返事をしていた
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