第13話

秘密
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2018/12/17 11:24
あなた
ここじゃあれだからカフェとか行かない?
数原龍友
そうやな!
あなた
うわぁー久しぶりに関西弁聞いたわー
数原龍友
そうか!
数原龍友
ていうか!あなた変わりすぎやない!?
あなた
えへへへ
どう?
数原龍友
可愛ええよ!
顔が綺麗やからなんでも似合うんやな
あなた
///ありがとう。
数原龍友
そういうとこ変わってへんなー
呟くように龍友は言った
あなた
あ、連絡先交換しよ。
数原龍友
ゴメンな。入学してすぐ携帯雨で濡れて壊れたんやった
あなた
バカじゃん笑
数原龍友
うっせ!
早く
また私の携帯に"数原龍友"という名前が登録された


今までに感じたことの無い嬉しさ
こんなに小さなことでもこんな気持ちになる
でも私には1つ誰にも言っていないことがあった。












私は、終わる日がいつ来るかわからない期間限定彼氏がいる






25歳の誕生日の前まで龍友に会えなかったら諦めるって決めていた
でも龍友と再開したのは25歳の誕生日の約1年前
彼氏には25歳になるまでキス以上のことはしないことをお願いした













私の彼氏は




白濱亜嵐
私の気持ちが亜嵐に向いていないのもわかってくれている。
でも亜嵐はかけがえのない存在だし、一緒に過ごしてきたから楽しいけど何をしてても龍友ばかり考えている




こんな最悪な私を想ってくれている亜嵐。
ほんとにごめん。って今すぐ言いたい。
あなた
龍友。
あなた
やっぱり私の初恋の人はかっこいいです
8年間待っててよかった。
数原龍友
どうしたんや急に
あなた
私、亜嵐と付き合っている
数原龍友
え。
数原龍友
やっぱ8年も待たせたらそうなるよな。
涙が出てくる
まだ24歳だから龍友と付き合ってもいいのに
亜嵐に申し訳ない
亜嵐の方を向こう
あなた
ごめん。
あなた
でも!!またご飯とかね?
涼太とひなも一緒に
数原龍友
もちろんもちろん!
まだ続いてるんかあのふたりは
あなた
続いてるよ!
結婚近そうだし。
数原龍友
け、け、結婚!?
あなた
うん
私たちもう24歳よ?
数原龍友
24かーそりゃそうか
僕は当分無理や
私は微笑むように笑った

龍友は笑い事ちゃうねんって。あの頃を思い出す。
数原龍友
そろそろ帰るかー
あなたは彼氏が待ってるし
あなた
そうだねー
胸が苦しい。
彼氏が待っている。って言葉。
数原龍友
送っていくよ
あなた
ありがとう
あなた
久しぶりだねー
数原龍友
楽しいなー!
帰りもたくさんたくさん話して、もう8年分話せたんじゃないかってぐらい話した。
でも空白の8年間は埋められない
亜嵐と住んでいるマンションの前まで送ってくれた
数原龍友
じゃあな!
あなた
うん!!ありがとう
バイバイ
一人で帰っていく龍友の後ろ姿を写真撮った
カシャって音が大きくて龍友はすぐに振り向いた
数原龍友
撮ったんか!?
あなた
うん!!
龍友が近寄ってくる
あなた
え?
数原龍友
撮るなら2人で撮ろうや
あなた
う、うん
男子との自撮りなんか慣れていない
あなた
龍友が撮ってよ!
数原龍友
ええよー
あなたチビやしな
あなた
チビじゃないんですけど。
164cmありますー
龍友ははいはいって言いながら私の身長に合わせてしゃがんでくれる
こんなことを24歳のふたりがしてるのはバカじゃんって思う人がいるかもしれない。
けど私たちにとっては大切な写真
数原龍友
じゃ、
あなた
バイバイ
私達はわかれた
もう、龍友に会えただけでいいや
亜嵐だけを見よう












そう決めていた























家の前で私と龍友が話しているのを亜嵐が見ていた
あなた
ただいまー
あれ?いない
白濱亜嵐
おかえり!
玄関の方から亜嵐の声がした
あなた
びっくりした
白濱亜嵐
アハハハハ
ご飯できてるよ
あなた
今日はなんだろう〜
あなた
に!く!
あなた
いただいまーす
亜嵐は優しい顔で見守っている
白濱亜嵐
龍友くんに会えたんだね
あなたの手が止まる
あなた
見てたの?
白濱亜嵐
うん!!
良かったじゃん!
あなた
亜嵐。
私は亜嵐と頑張っていこうと思うこれからも
白濱亜嵐
ありがとう
でもあなた自分の気持ちに気づいてないよ
あなた
ううん。自分で決めたの
亜嵐はそっか。っていう
でも亜嵐はどうしてもあなたに自分の気持ちに嘘をついて欲しくないと思っている
あなたが寝た後もずっと考えていた
白濱亜嵐
龍友くんと話しているあなたの顔
楽しそうだったな
俺はいいことを思いついた

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