第21話

14話
2,807
2020/05/09 15:24
もぶ
もぶ
焦凍!!
轟
あ…
えっと確か…
花野と同じ道場の…
もぶ
もぶ
花野が…
大変なんだよ!?
轟
…あ?










































それから俺は急いで道場に向かった
俺ん家から道場までは五分ほどで着く
そして急いでドアを開けるとそこには
あなた

…ははっw

轟
…花…野?
泣きながら笑っている花野の姿があった
壁は色んな個性に耐えられるよう強く作られているから
中が燃えていても外まで燃えることは無かった





































.
あれからの記憶は曖昧としてる
だけど、気づいたら病院で、すごく頭が痛かったりと個性を酷く使いすぎた症状がでていて、
私が何をしていたのかは何となく理解した
轟
…あぁ、起きたのか
あなた

…轟

轟
何があったら他のふたりは倒れててお前はそんなんになってるんだよ
あなた

…多分、2人の個性が火の種と風だったからだと思う…

轟
…よく分からねぇし、詳しいことは聞かねえよ
あなた

…ね、轟

轟
…ん?
あなた

轟はさ、

私に手加減してたの?














そう聞くと、轟は少し驚いたように目を見開いた
だけど、私が酷い顔をしていたのか、すぐにふにゃって笑って
轟
んなわけねぇだろ
って言いながら私の頭に手を乗せた
あなた

…そっかぁ

あなた

なんか、轟が笑ってんの久しぶりに見たよw

轟
…そうか?笑うぞ?
あなた

えー、じゃあもう1回やってみてよw

そういうと轟は作り笑顔をしたが
全く作れていなくて、てか怖くて
あなた

えなにそれwww

気づいたら笑っていた





































.
あなた

ねえ、焦凍・・

あなた

いい加減にしてよ…

私はそういいながらとてつもなく大きな氷結を焦凍目掛けて出した
いつも私たちは戦う時はお互いに手加減なんてしないようにと名前は呼ばないようにしていた
だけど、もうそんなのは頭から消えていた
轟
…ッ…は…ぁ…
私も焦凍もお互いに弱りきっていて
焦凍はわかんないけど私は
いつも使ってるわけじゃなし頭痛も酷くて、今すぐにでも倒れ込みたかった
あなた

私に、それだけで勝てると思ってたの…?

轟
…ちげぇ
あなた

…は?

じゃあ、あんたは、
あなた

じゃあ、なんで手抜いたりすんの?!

あなた

私もみんなも必死で

あなた

上に上がろうとしてるのに、片方だけで上がるとか、生意気言わないでよ?!

あなた

確かにあんな父親の個性使いたくないかもしんないけどさ、

でも、でも…






















.
あなた

今はあんたの力じゃん!!

轟
…ッ
あなた

あんたがどーやって使っていくか、どんな風に戦っていくか、それを決めるための選択肢でしょ?!

あなた

それを封じときながらヒーローとか目指さないで!!

轟
……おれ…は
あなた

…ッ

焦凍が自問自答を繰り返してる中に今できる最大限の大きさの氷結を繰り出す
すると…
轟
…ッ
その氷結の奥から赤い光が見えた
あなた

……あ

使ったんだ…
やっと…
.































































.




























あなた

…ん

あなた

…あ、れ

起きると、ここは保健室だった
轟
…起きたか
あなた

え、あれ?

あなた

…あ、そっか…

私、負けたんだった

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