…
焦凍、まだ左使ってない
まだ使わない気なら…
と思っていたが、緑谷が上手く先導したのか、焦凍は左を使い、勝利した
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焦凍は私の幼なじみだから、私の性格は知っているはずだ
そして、私相手にそーいうことをすると、私がどういうことをするのかも
そーいうと焦凍はどこかに行ってしまった
…この人は、ほんとに
焦凍のことをなんだと思ってるんだろう
ほんっと、つくづく嫌になる
それから、10分ほどたった
1ミリも攻撃パターンは変わらず、氷ばかりをぶつけてくる
そう、私は生半可な気持ちで挑んできたやつには
そういう態度でしか戦わないのだ
しかも私の場合、コピーだから、その個性だけを持ってる人と比べると耐性が弱いため
ダメージが普通の倍以上
加えて私の場合は個性を使いすぎた時の頭痛も加わるため、死ぬほどの苦痛に耐えなければならない
だから普段は色んな個性をちょっとずつ使って紛らわしている
頭が、はち切れそうに痛い
それに、私も轟も身体中霜だらけだ
私が、わたしにとって
そういう私の頬には一筋の涙が零れていた
♪。.:*・゜♪。.:*・゜
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。