私のおばあちゃんはある仕事で活躍していた
そして、その仕事はとても儲かるものだった
だから父親はおばあちゃんに頼んで「ヒーロー道場」というのを立てた
そこでは、個性を使いながら戦う方法なんかが教えられていた
私も、よく父親と一緒にその道場に行って、そこのみんなと練習した
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私は相手の子を思い切り遠くに飛ばした
私は小学生になったあたりから、道場がある月水金は終わったあと轟の家に行くようにしていた
そして…
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この頃、おばあちゃんはもう引退していた
だからエンデヴァーと会うこともないと、それを上手く利用していた
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この頃から私と轟は練習と称してよく戦っていた
私は氷で潰されかけるところを周りの全ての氷を潰した
そんな生活が続き、私が中学三年生になり、将来を考え始めた頃
私は小学生の頃からずっとめざしていた雄英に入るため、ひたすら道場に通いつめていた
やばっ、委員会で遅れた…
…?なんか喋ってる?
私は嫌な予感がして、個性を使って耳をすました
頭が痛くなった
手加減…?
私が今まで勝ってきたのは…
全部、幻だったって言うの?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!