第101話

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2020/12/13 10:19




目の前にリユンがいる




どうしよう___




きっと困ってるよね。迷惑だよね





私は焦りと苦しみで





涙と一緒に汗もドバッと出てくる









あなた
あなた
💭…ごめん
あなた
あなた
💭…ごめんなさい…




未だに呼吸が苦しいこの状態で




目に涙が溜まる












座り込んで震えている私の背中に



ふと、手が置かれた








リユン
リユン
大丈夫。ゆっくりでいいからね
リユン
リユン
苦しいよね。大丈夫。深呼吸して?
リユン
リユン
落ち着いて。
あなたは大丈夫だから
あなた
あなた
ヒューッ………ヒューッ…





背中に置かれた手は優しく





私の背中を撫でて落ち着かせてくれた





リユンの一言も私を苦しめないでくれる





リユン
リユン
そうそう…。その調子だよ
あなた
あなた
…はッ………はッ…
リユン
リユン
大丈夫。……落ち着いた??
あなた
あなた
……ハァ…ッ…ハァッ…“((。。*)
リユン
リユン
良かった(*ˊᵕˋ*)




なぜリユンが私を落ち着かせてくれたのか





不思議だけど





リユンの笑顔は暖かくて、





レイのことなんてすっかり忘れていた







あなた
あなた
…ありがと………





汗が流れていて、涙も目からまだ流れているけど




なんとか立つことができるようになった






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