第4話

甘えてよ! 神山智洋
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2018/07/02 13:43
学校が終わって家への帰り道を歩いてるとスマホから通知音がなる。
スマホを開くと彼女のあなたからやった
あなた

とも、今日と明日ともの家に泊まってもいい?

あなたから泊まりたいって言うてくるのは珍しくて、俺は即「ええよ」って返信した
あなた

わかった、じゃあ6時頃ともの家行くね

俺は「了解」と返信して走って家に帰った
ピンポーン


6時になってインターホンが鳴った
神ちゃん
神ちゃん
はーい、あなた入ってええよ
あなた

おじゃましまーす

神ちゃん
神ちゃん
ん、そこ座ってて
あなた

はーい

神ちゃん
神ちゃん
珍しいな、あなたから泊まりに来たいなんて
なんかあったん?
あなた

...ううん、なんもないよ
ただ、ともと一緒にいたいから泊まりたいなって

神ちゃん
神ちゃん
それなら、それでええけど
ほんまになんもなかってん?
あなた

うん

神ちゃん
神ちゃん
あなた、嘘つかんでもええよ
何があったんか話して?
あなた

......。
寂しかったの、学校違うから不安だったの、誰かに取られちゃったんじゃないかって

神ちゃん
神ちゃん
....。
あなた

でも、こんなこと言ったら面倒くさいって思われるんじゃないかって思って

神ちゃん
神ちゃん
...面倒やなんて思わへんよ、むしろもっと今日みたいなわがまま言うて甘えてほしい
もっと弱いあなたを俺に見せて欲しい
あなた

...ほんとに、わがまま言って甘えていいの?

神ちゃん
神ちゃん
ええよ、俺はもっともっとあなたに甘えてほしいもん
あなた

とも、ぎゅってして

神ちゃん
神ちゃん
ん、いっぱいぎゅーってしてあげる
あなたが嫌って言っても離さへんから
あなた

ん、話さないで///

神ちゃん
神ちゃん
あなた、今日はいっぱい甘えてや
あと、明日から一緒に帰ろ
あなた

え、でも...

神ちゃん
神ちゃん
俺があなたの学校に迎え行くから
あなた

ともの学校から遠いじゃん

神ちゃん
神ちゃん
大丈夫やって、俺があなたのこと迎えに行きたいんやし
あなた

でも、

神ちゃん
神ちゃん
それと、一緒に住もう、俺めっちゃ心配やから
あなた

でも、ともなんか言われちゃうじゃん

神ちゃん
神ちゃん
ええよ、言わせておけばええんやし
あなたとおれるんやったらええもん
あなた

っ/////
じゃあ、そうする
明日、家に荷物取りに行くね

神ちゃん
神ちゃん
あ、俺も行く!
荷物持つから
あなた

ん、ありがと

神ちゃん
神ちゃん
じゃあ、ご飯できてるから食べよ!
あなたが好きなの作ったから
あなた

うん、ともありがと。大好きだよ/////

神ちゃん
神ちゃん
へへっ、俺もあなたのこと大好き!
明日からあなたは俺の家で暮らす。
もう、あなたのこと寂しくさせんように、俺がそばにいて愛を注いでいきたい。

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