のんちゃん視点
俺にはあなたというメンバー兼、彼女がいる。
スタイルが良くて、歌が上手くて、そしてなによりかわええ。
でも、一つだけ問題がある。
それは、ツンデレなところや。
ツンデレでもええねんけど、ツンが多めで
俺が好きとか愛してるとか言っても、あなたから言われたことは少ししかない。
のんちゃん悲しい〜
やから今日は、あなたに好きって言わせたる!
〜WESTの楽屋〜
よし!あなたに好きって言わせるぞ!
まずは、抱きついてみる
ここまで拒否されると、結構、傷つくんやな...
あ、やばい、やってもうた...
言ってから我に返った。
俺はその場にいれず、楽屋を飛び出た。
はぁ、やってもうた...
俺はわかってるはずやのに、あなたは自分の気持ちを伝えるんが苦手なんやって。
わかってるのにきつく言ってもうた。
謝りに行かな
俺は楽屋に向かって走った。
楽屋のドアを開けると誰かに抱きつかれた。
誰かと思って下を見ると、抱きついてきたのは涙目になったあなただった。
少しぎこちない言葉やったけど、すごい嬉しかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!