※この作品はBLです。
苦手な方はお控えください。
照史side
あなたは泣いていた。
なんでや....?急に.....?
俺はあなたのことが心配になった。
急にそんなこと聞いてくるし、泣いとるし...
あなたの感情はさらに高まってく。
あなたは必死に頷く。
そうや。今まであなたが男だからとか考えたことは1度もなかった。
好きになったんがたまたま同性やった。
ただそれだけの話や。
俺やってあなた以外の男は恋愛対象として見れたことないし、もちろん女の人を好きになったことやって今までたくさんある。
涙を子供のように拭いたあなたは精一杯の笑顔を見せてくれた。
恋愛に性別なんて関係ない。
人それぞれ誰を好きになろうと、その人の自由や。
好きになった人が、たまたま同性やった、
なんてことはありうることやと思う。
だって俺はあなたの笑顔を見れただけで
こんなにも幸せなんやから。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。