〜次の日〜
うちが教室のドアを開けると教室がザワつき始めた
□□)おっはよ〜
△△)あなたちゃんのメッセージは受け取ったよ〜
黒板を見るそこには、
"流星は私だけのもの♡誰にも渡さない♡"
"でも流星だけじゃ物足りないから〜"
"誰か抱いて♡"
と書いてあった
△△)あなたちゃん
しょーがないから俺が抱いてやるよ!
しかもここでな!(あなたの腕を掴む)
◯◯)いいね〜!はははっ!
△△の手を払おうとした時だった
いつものんきで何考えてるかわからへん流星。
でも、そんなやつやから弱さを見せてもいいのかもしれない
ガタンッ!
流星が△△に突っ込んだ
△△)いって!悪かったって!
頼まれたんだよ!
ガンッ!
△△は壁にぶつかった
◯◯)え...
□□)ちょっと!調子乗らないでよ!
流星くんが◯◯を振るからでしょ!
◯◯)それはっ...
流星が◯◯の腕をつかもうとした時、
ドアの方から声がした
ドアのところにいたのは神ちゃんだった
□□)関係ないやつは入ってくんな!
□□)はぁ!?
◯◯)え...?
どういうこと...?
◯◯)□□どういうこと!?
□□)あー!!
そうよ!私はあなたも◯◯も嫌いなの!!
◯◯)っ、ふざけないでっ!びどい!
□□)ひどい?何言ってんの?(笑)
八方美人のあんたに言われたくないんだけど
◯◯と□□がケンカしてると流星が2人の腕を掴む
□□)え...
◯◯)っ...!
□□)なっ...!
濵ちゃんはうちと流星と神ちゃんに笑いかけると、前を向いて真剣な顔になる
△△)え、なんで俺も!?
ドンッ!
濵ちゃんが△△の顔の横に手を打ち付けた
◯◯と□□と△△はそれにビクビクしてる
濵ちゃんはそう言って3人を連れて教室を出ていった
流星はうちの手を引いて教室を出た。
授業を受ける気になんてなれなくて流星に連れられるがまま学校を出た。
その答えに少し落ち込んでる自分がいた
この時気づいた、うち流星のこと好きなんやって
涙は止まることなく流れる
流星がうちの頬に手を当てて涙を拭う
ギュッ
止めようとしても止まらなくてずっと泣いてると、流星に抱きしめられた
流星はそう言って笑いながら、うちの涙を拭った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。