第56話

君がいないなんて③ 神山智洋
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2019/05/06 04:42
あなたside
重岡くんから電話が来てから、嫌な予感と寒気がして仕方がない...
昨日智くんに感じた違和感が私の中で大きくなってる...
あなた

大丈夫だよね...

私は智くんの家への道を進んだ
プルルルルルッ プルルルルルッ
しげ
しげ
「もしもし?」
「あなたちゃん?どう?」
あなた

えっと、今智くんの家に着いたよ

しげ
しげ
「わかった、俺も今から神ちゃんの家に行くから先に入っててくれへん?」
あなた

分かった

よし、入ろう
ピンポーン ピンポーン
あなた

智くん?いる?
智くん?

ガタッ
あなた

えっ...?
鍵、開いてる...?

うそ.........
なんで、鍵が......
あなた

...智くん、入るよ?

私は智くんの家の中に入った。
あなた

智くん...?

家に入ると中は真っ暗で人の気配がしなかった。
ギシッ
家の中を歩いてると2階から音がした
あなた

智くん?
2階にいるの?

私は階段を上がって、智くんの寝室に入った。
あなた

...え......?

私はそこで見た事を現実として受け止めることが出来なかった。

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