テテとジミナの寝ている寝室を見て微笑んだユンギオッパ
本当に呆れるな、とユンギオッパは続けた
みんながしんと黙ってしまった中
グクが口を開く
グク⋯
謝るユンギオッパ
今までなんとなく生きてた
みんな学校行ってるから、みんな勉強してるから、そんなかんじで生きてた
でもね、私はたしかに生き甲斐を貰った
ジョングク
テテ
ジミナ
3人がいると楽しいから
テテとジミナが幼稚園で待ってるから、って急いで迎えに行く道のりが楽しい
グクが美味しいもの作ってくれてる、って思ってテテとジミナの手を引いて帰る道のりが楽しい
「ただいま」って言って帰ってきたら
グクやテテやジミナが
「おかえり」って言ってくれる
そして私も誰かが帰ってきたら
「おかえり」って言えること
みんなで美味しく食べるご飯
私、料理上手になったよ
グクにはまだ負けてるかもだけど
お風呂から聞こえる、3人の騒がしい声
2人の長風呂でのぼせて出てくるグク
グクと2人でテテとジミナが寝付くまで、ぽんぽんしながら添い寝すること
幸せそうな2人の寝顔を見られること
たまに一緒に寝落ちして、
口あけたまま寝てるグクとか
忙しいし疲れるけど
素のみんなが1番見られる朝とか
全てがすごく、楽しいから
大好きだから
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!