しばらく2人を抱き締めていると
私の名前を聞いて嬉しそうなテテ
うん、可愛いのは君だよ
黙っていたじみなが口を開く
私をまねて、ぐくを呼び捨てにする2人
あぁ可愛い、じゃなくて、
ぐくがぱぱってあっぱってことだよね、あたふたと答えに詰まっていると
不意に後ろから聞こえる眠たそうな声と、伸びてくる手
その大きな手はテテとジミナの頭を撫でた
すると、ぐくは首を横に振った
なんか夫婦みたいじゃん、!
まっ、!!!まだってどーゆうことよ!
思わず赤面するとにやっとするぐく
グクの言葉を遮って、テテとジミナを布団に入れた
じみなが不安そうに私を見た
ふにゃっと笑って
すぐに2人はすやすやと眠りについた
2人してあくびをする
グクと私でテテとジミナを挟むような形で、4人で横になる
しぶしぶ私も横になって、静かに目を瞑った
狭くて暖かい、幸せを感じながら
私は眠りについた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。