ユンギオッパの言葉に首を傾げながら
グクと玄関に見送りに行く
出ていこうとすると、あ、と何かを思い出したかのように振り返ったユンギオッパ
⋯!!!??
え、なんて答えたらいんだろ
付き合って⋯はないもんなうん
でもグクは私の旦那だし⋯ってあれ
それもちがう!!
わたわたしていると
⋯What!!!?
まてまてまてまて
とんでもない爆弾かましてくれたよチョン・ジョングク
ぱたん。
ユンギオッパが、帰った
立ち尽くす私とグク
こちらをまっすぐ向いたグク
気づいたら壁に押し付けられていた
これはいわゆる、壁ドン⋯
突然のことに頭が回らない
え、グクと両思いってこと?え?
たしかに抱きしめられたりした、けど
答えない私に
切ない顔をするグク
耳元で
グクの吐息混じりの、掠れた声が聞こえた
私の気持ち
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。