私は三ツ矢の手を振りほどき必死で走る
たとえ私が狙われてても、皆が傷つくのは嫌だ…!!!!!!!!!
だがすぐに三ツ矢に捕まってしまう
ガゴッッッッッ
鈍い音が響いた
後ろにはバットを持った愛美愛主がいた
三ツ矢は私に気を取られ意識がない
今更自分がやったことに気がついた
あのまま大人しく逃げていれば…!
だが相手は待ってくれない
すぐに私の方にバットが振り下ろされる
シュッ
愛美愛主が勢いつられて転ぶ
すかさず私はとどめの蹴りを入れた
逃げないと…
今回は良かったとして次は誰が襲ってくるか分からない
でも三ツ矢を置いては行けない
良かった、三ツ矢の意識が戻った
、
三ツ矢は黙り込んだ
うぅ、わかってくれない…?
、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!