第32話

悪ノメイド×まいぜん
1,127
2021/07/04 00:00
君は王子
私はメイド
運命分かつ哀れな兄妹
君を守るその為ならば
シノ
シノ
私は悪にだってなってやる
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今からさかのぼる数年前私達兄妹はこの国の王子シルバ女王シノとして産まれた
期待の中で私達は産まれました
祝福する教会の鐘
でも私とシルバは大人の勝手な都合で
2人の未来は2つに裂けた
そして今に至る
シノ
シノ
お兄様
たとえ世界の全てが…
シノ
シノ
お兄様の敵になろうとも私がお兄様を守るから(*^-^*)
シノ
シノ
お兄様はそこで笑っていてくださいね
シルバ
シルバ
…………
今この国は反乱が起こりそうな状況でした
君は王子、私はメイド
運命分かつ憐れな兄妹
シノ
シノ
お兄様を守るその為ならば…
シノ
シノ
私は悪にだってなってやる…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ある日私は海の向こうに出かけたときに
街で見かけた緑色の瞳のあの人
シノ
シノ
キャッ
↑足元が引っかかって転びそうになった
ぜんまい
ぜんまい
おっと……
大丈夫ですか?
シノ
シノ
……///
その優しげな声と笑顔に
一目で私は恋に落ちました
だけどお兄様があの人のこと
シルバ
シルバ
消してほしい
と願うのなら
シノ
シノ
私はそれに応えよう…
シノ
シノ
グサッ
↑刺し殺した音
ぜんまい
ぜんまい
グッ…バサッ…
シノ
シノ
………ちゃんとやりましたよお兄様
シノ
シノ
ポロッ……
どうして?涙が…
シノ
シノ
止まらない……ポロポロ
君は王子、私はメイド
運命分かつ狂おしき兄妹
シルバ
シルバ
もうこんな時間だ
シルバ
シルバ
おやつの時間にしよう
シノ
シノ
今日のおやつはブリオッシュです
シルバ
シルバ
ありがとう…頂くよ(*^-^*)
お兄様は笑う
無邪気に笑う
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マイッキー
マイッキー
……ぜんまい…さん?
マイッキー
マイッキー
ウワーーン。゚(゚´Д`゚)゚。
ぜんいち
ぜんいち
マイッキーどうしたの………
ぜんまいさん…
ぜんいち
ぜんいち
何て酷い事を…
ぜんいち
ぜんいち
この無念は僕たちが必ず…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シルバ
シルバ
もうすぐこの国は終わるでしょう
シルバ
シルバ
怒れる国民達の手で…
シノ
シノ
これが報いだと言うのならば
シノ
シノ
私はあえてそれに逆らおう…
シノ
シノ
ほら私の服貸してあげる
シノ
シノ
これを着てお逃げなさい
シルバ
シルバ
シノはどうするだ…?
シノ
シノ
大丈夫…(*^-^*)
シノ
シノ
私が嘘をつく
シノ
シノ
私の事は気にせず…
シノ
シノ
お兄様を守る為ならば私は悪にだってなってやるって言ったでしょ?
シルバ
シルバ
ッ……
私は王子王女、君は逃亡者
運命分かつ悲しき兄妹
ぜんいち
ぜんいち
観念しろシルバ王…
ぜんいち
ぜんいち
非道極まりない者め
シノ
シノ
フフッ……
お兄様を悪だと言うのならば
私だって同じ血が流れている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨していた
とても優しい私のお兄様
シノ
シノ
(たとえ世界の全てが)
シルバ
シルバ
(ついにその時死刑の日がやってきて)
シノ
シノ
(君の敵になろうとも)
シルバ
シルバ
(終わりを告げる鐘が鳴る)
シノ
シノ
私がお兄様を守るからボソッ
シルバ
シルバ
(民衆などには目をくれず)
シノ
シノ
君はどこかで笑っててボソッ
シルバ
シルバ
(君は昔僕が言っていた口癖を言う…)
ぜんいち
ぜんいち
最後に言い残す事は?
シノ
シノ
おや
もうこんな時間だ
シノ
シノ
おやつの時間にしよう(*^-^*)
ぜんいち
ぜんいち
ッ…!!
ギロチン台の刃は下に墜ちメイドはもう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
君は王子、私はメイド
運命分かつ哀れな兄妹
君を守るその為ならば
シルバ
シルバ
「私は悪にだってなってやる」…か
シルバ
シルバ
「もしも産まれ変われるならば…」
シルバ
シルバ
「この時はまた昔のようにまた遊んでね」
シルバ
シルバ
……ポロッポロポロ
シルバ
シルバ
あ"あ"ぁ……ポロポロポロポロ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主(希美:作者)
主(希美:作者)
久しぶりの投稿すみま千円
シノ
シノ
ちゃんと謝って
主(希美:作者)
主(希美:作者)
はい( ´-ω-)
すみません
シルバ
シルバ
所で俺の妹の名前勝手にシノにしたよな
主(希美:作者)
主(希美:作者)
そうそうシノって言う名前はあくまで私が勝手につけた名前で本家様とはこの名前関係ないです
シノ
シノ
それ最初の方で言わないといけなかったんじゃない?
主(希美:作者)
主(希美:作者)
そうだったけど…
私が最初に登場して雰囲気を壊したくなかったのよ
シルバ
シルバ
まぁ主がいると雰囲気壊れるからな
主(希美:作者)
主(希美:作者)
そんなにズバッって言わなくても…
シノ
シノ
それでは
シルバ
シルバ
ここまでのご視聴ありがとうだぜ!!

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