Jh 「なにこれ」
「首輪」
Jh「どういうこと?」
「そのまんま」
意味わかんない、どういうことなの?
『犬みたいだよね』
あ、そういうことか
Jh 「ひょんは僕を飼いたいの?」
あ、やば、地雷踏んだ
「そうかも」
あれ、怒んない
なんか優しい
「じゃあ行ってくるから」
Jh 「どこに?」
「仕事?」
そっか
Jh 「気を付けてね」
また今日の夜、疲れてても僕のこと使うんだろうな
嫌じゃないのって、僕やばいのかな
Kd 「あれ、あいつは?」
Jh 「仕事って言ってた」
Kd 「…そうだっけ?」
Jh 「え」
違うの?
その日
ひょんは帰ってこなくて
僕の首を触ったひょんの体温を思い出して
何故か不安で仕方なかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。