握手会当日。
消毒をしてファンのもとへ行く。
こうして、我慢我慢と、思いつつたくさんのファンと握手をしていく。
そしたら、
ヤバそうな奴が来た。
こういうノリのやつ、まじで無理。
吐き気がする。
そう思ってたら
そうして、胸を見せつけてくる。
勝手に興奮している女。
もちろん僕は、そういうの無理だから
握手を我慢して、その女として、やばい女は去っていった。
と、思ったんだ…
握手会が終わり、僕が一人でいると
やばい。
この状況から抜け出さないとッ
気持ち悪い。
ここは、人があまり来ない場所だ。
このままじャ、犯されるっ!
(ガタッ!!
物音がした。
あの女が去っていった。
今までの気持ちが爆発して、
そう叫んだら、
超美少女。そう、あなたに出会ったんだ。
最初の話で言ったとおり、僕は本能的に彼女の事を呼び止めたかった。
彼女が去ろうとしたから、呼び止めて、連絡先を交換する仲まで近づけた。
何故消毒液を渡そうとしたか、それはあなたの姉が潔癖症で兄と妹の私にでさえ、注意してくるらしい。
お姉さんと同じ感じがしたらしい。
あとさっきの物音はあなただったらしく、たまたまそこを通りかかったら、床に落ちていたダンボールを蹴ってしまい、それを片付けていたそうだ。
でも、あの女の言葉は聞いていて、
その女の事を怖い。と言っていた。
あなたが怖いと言ったのは過去はそれだけだ。
あと、この間の、僕の
また違うであろう怖さの怖い。
その2つだけを僕は、聞いたことがある。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。