あなたside
私は少年忍者の紅一点
でも今日ジャニーズを辞めることを社長に言いに行くんです!
ちなみにメンバーには言っていません
コンコン
『失礼します』
社長「あなた?どうした?」
『私……ジャニーズ辞めます』
社長「どうして?全部話してくれないと辞めさせられないな」
『私ファンの人に好かれてないみたいなんですよ!変な手紙が家に届いたり、ファンレターでもアンチばかりだし、最近は誰かにつけられてる気がするんです』
社長「メンバーには?」
『言ってませんっていうか言えません』
社長「何のためのメンバーなんだ?忍者は隠し事無しなんじゃないのか?」
『そうですけど……まだ高校生の皆には何か相談出来なくて……』
社長「だからって辞めなくても良いじゃん」
『まだ皆は成長するんです!私がいなくても少年忍者はやっていけます!だから私は……邪魔者はいなくなります!(笑)これからも忍者のことよろしくお願いします!』
社長「悔いはないのか?」
『はい!ありがとうg』
社長「皆は?」
『えっ?』
忍者「失礼します」
皇輝「すみません🙇あなたが社長室に入っていくのが見えてしまって」
『みんな…………グズッ』
織山「あなた辞めないでよ」
黒田「もっとあなたのかっこいいダンスみたいから!」
安嶋「また一緒に遊びたいから!」
内村「あなたと一緒に騒ぎたいんだけど」
檜山「またISLAND TV一緒に撮ろうって約束したじゃん!」
『グズッ…………』
社長「あなたはメンバーに愛されてるんだよ!ファンはどう思っていようがメンバーが一緒にいるんだから心強くないか?」
『でも皆に迷惑かけちゃう……』
元木「もっと迷惑かけてよ」
平塚「皆相談乗るから!」
皇輝「みんなあなたのことが大好きであなたにいつも癒してもらってレッスンとかやってるの!だからあなたがいなくなったら僕たちやっていけないから辞めるなんて言わないで!」
『みんな………………私……ファンに負けずにこれからも少年忍者のメンバーとして頑張ります!』
社長「分かった!ファンレターやストーカーのことはどうにか対処しておく!けどあなたに何があるか分からないから皆と一緒に行動することね!」
『はい!ご心配おかけしてすみませんでした!これからもよろしくお願いします』
社長「忍者もあなたのことよろしくな」
忍者「はい!」
社長「また何かあったらいってね」
全員「はい!」
忍者「失礼しました」
『失礼しました』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!