第110話

桃のゼリーと金平糖
1,114
2022/09/19 14:45
辛三さんが心配していた私の浮気疑惑も無くなり、開花の練習をしていると
殺香
あなた様〜!!
と、こちらに手を振りながら走って殺香が来た
あなた
殺香、どうしたの?
殺香
あなた様の開花が予知かもしれないと聞いて、是非!私の未来も見てほしいと思い、馳せ参じました!
あなた
う〜ん、開花の練習にもなるし、すっごくありがたいんだけど…
あなた
見えるのは断片的だから、あんまり期待しないでね?
殺香
大丈夫です!
開花を使い、私が見たのは
あなた
金平糖…と、桃…?かな、桃のゼリー?
殺香
金平糖?桃のゼリー?
あなた
なんだろうね、これ
殺香
わかりませんが、私、桃のゼリーは大好きです!
嬉しそうに話す殺香
あなた
あ、そういえば殺香、辛三さんの武器作るの手伝ってるんじゃなかったけ?
殺香
はい!今は六美様がお菓子をご用意してくださったので取りに行こうとしていたんです!!
あなた
そうだったんだ!殺香、辛三さんのことよろしくね
殺香
もちろんでございます!
そういうと、殺香は元気よく六美の元へ向かった
あなた
……
あなた
この能力、発動条件は無い…と思う…あとはタイミングだよね…予知で見た光景がどのタイミングかわからないし…
夜桜 凶一郎
夜桜 凶一郎
なにボソボソ言ってるんだ?
あなた
あ、凶一郎兄さん!
あなた
実は、予知で見た光景がどのタイミングで起こるかわからなくて…
夜桜 凶一郎
夜桜 凶一郎
ふむ、そうだな…予知している時は視界はどうなってる?
あなた
予知を見ている時は、視界全てが予知の光景だよ
夜桜 凶一郎
夜桜 凶一郎
そうか…
夜桜 凶一郎
夜桜 凶一郎
あなたの開花はあまり戦闘向きでは無いのかもしれないな
あなた
ッ…!
夜桜 凶一郎
夜桜 凶一郎
でもまぁ、心配することはない、開花をするのは万が一だし、あなたは元々の戦闘能力もある
夜桜 凶一郎
夜桜 凶一郎
開花だけが全てじゃ無いさ
夜桜 凶一郎
夜桜 凶一郎
開花はある程度わかればいいし、無理に開花に固執しなくてもいい
あなた
うん
夜桜 凶一郎
夜桜 凶一郎
これから少しずつ慣れていけばいい

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