第112話

結婚記念日
1,000
2022/10/27 15:00
こんにちは、あなたです
今日はなんの日か、わかりますでしょうか
そうです!私と辛三さんの結婚記念日です!
と、言うことで…
今、お家デートをしています(今はリビング)
あなた
こんなにゆっくりできるの…久しぶりですね…
夜桜 辛三
夜桜 辛三
家族みんな任務で、六美と太陽は出かけたからね
あなた
忙しいんでしょうね…
その頃六美と太陽は______________________
夜桜 六美
夜桜 六美
よしっ!みんなに頼んで、今日は任務を入れてもらったし、私たちは出かけた
夜桜 六美
夜桜 六美
これで、あの二人が存分にイチャイチャできるわ!
夜桜 太陽
夜桜 太陽
良かったな、六美!
________________________________________________
六美が作ったお菓子を食べながら、紅茶を飲む
あなた
ふー…
夜桜 辛三
夜桜 辛三
…でも、良かったの?
あなた
あなた
何がですか?
夜桜 辛三
夜桜 辛三
その…結婚記念日…
夜桜 辛三
夜桜 辛三
で、デートとか、行かなくて
あなた
辛三さん、昨日の任務、すっごく疲れて帰ってきたじゃないですか
あなた
だから、今日はのんびり過ごしましょう
あなた
私は、辛三さんと一緒なら、なんでもいいんです
にこっ、と、微笑んで言う
夜桜 辛三
夜桜 辛三
そ、そう…なん、だ、そっか…///
あなた
そうだ!
あなた
お疲れ気味の辛三さんの肩でも揉みましょうか!?
夜桜 辛三
夜桜 辛三
いや、俺、かなり凝ってるから、あなたの手、痛くなっちゃうよ!
あなた
大丈夫です!
あなた
辛三さんには、いつも甘えさせてもらってるので
あなた
今日は、私が!辛三さんを甘やかします!
夜桜 辛三
夜桜 辛三
……
夜桜 辛三
夜桜 辛三
甘やかして、くれるの?
あなた
はい!!
夜桜 辛三
夜桜 辛三
じゃあ…
ぐいっと腕を引っ張られ、辛三さんの胸に倒れ込んだ
あなた
ひゃっ…!
夜桜 辛三
夜桜 辛三
しばらく…こうしてたい
そう言うと、ぎゅっ、と包み込まれた
あなた
えっ
お揃いの香水の匂いと、辛三さんの体温が心地いい
私は、辛三さんの頭を撫でた
夜桜 辛三
夜桜 辛三
あなた?
あなた
あ、いや、今日は辛三さんを甘やかすって決めたので…!
夜桜 辛三
夜桜 辛三
なんか…恥ずかしいな…
そう言って辛三さんは私の首元に顔をうずくめた
あなた
(辛三さんが…)
あなた
(甘えてる!!?)
あなた
(か、可愛い〜……)
普段甘えない辛三さんが甘えてきてくれた、それだけで、今日デートに行かなかった価値があるというもの
私も辛三さんの首元に顔をうずくめた
あなた
(いいなぁ…こういうの)
辛三さんとくっついていられるだけで幸せだ


________________________________________________
夜桜 辛三
夜桜 辛三
わっ!
あなた
ん…
あなた
どうしたんですか…?
いきなり辛三さんが驚いた声をあげる

どうやら、映画を見ていて、いきなり驚かされたようだった
夜桜 辛三
夜桜 辛三
ご、ごめんあなた、起こしちゃった?
あなた
え…?
時計を見ると、さっきの時間から一時間ほど過ぎていた
あなた
わ、私、寝ちゃってましたか!!?
夜桜 辛三
夜桜 辛三
うん
あなた
うわ、さ、最悪だ……
夜桜 辛三
夜桜 辛三
まだ、時間はあるし寝ててもいいんだよ?
私の頭を撫でながら、そう言う
辛三さんが頭を撫でたせいで、眠くなりかけた時
夜桜 辛三
夜桜 辛三
俺はさ、あなたに甘やかされるより、あなたを甘やかしたいな
そう言った
夜桜 辛三
夜桜 辛三
それに、甘やかされるのは慣れてないから、恥ずかしいし💦
あなた
私も、甘やかされるのは、慣れないし恥ずかしいですけど、それ以上に、安心します
あなた
辛三さん、あったかいし…
どんどん眠くなってくる
夜桜 辛三
夜桜 辛三
おやすみ
そんな声が聞こえた





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次に目が覚めたのは、さらに一時間後だった
しかし、さっきいたリビングとは違い、私の部屋のベッドだった
あなた
あれ…
夜桜 辛三
夜桜 辛三
起きた?
夜桜 辛三
夜桜 辛三
ベッドの方が寝やすいだろうと思って、連れてきた
あなた
あ、ありがとうございます…っ!
夜桜 辛三
夜桜 辛三
(寝顔、可愛かったな…)
夜桜 辛三
夜桜 辛三
(写真撮ったの、バレてないよね…?)
ニヤけた口元を隠すためにスマホを口元に持っていく
あなた
夜桜 辛三
夜桜 辛三
(あんまりニヤけると、あなたに引かれるかも…抑えなきゃ…)
夜桜 辛三
夜桜 辛三
あ、そうだ
夜桜 辛三
夜桜 辛三
あなた、これ
そう言って、辛三さんは私にネックレスをつけてくれた
夜桜 辛三
夜桜 辛三
俺とおそろいのやつ
と、言って、首に掛かっているネックレスを見せてくれた
二つで一つになるタイプのネックレスだった
あなた
か、可愛い…….
辛三さんのプレゼントのセンスは本当にいい
いつもすぐに気に入ってしまう
あなた
ありがとうございます!
あなた
大切にしますね!
夜桜 辛三
夜桜 辛三
うん
そう言って、辛三さんは微笑んだ
あなた
私からもあるんですよ!
あなた
結婚記念日って感じではないんですけど…
あなた
前に、辛三さんが欲しがって銃です
あなた
色々調べたんですけど、やっぱり、相手が欲しいものがいいと思って
あなた
でも、なんか、腕時計とかとも悩んだんですよ!
あなた
でも、任務の時邪魔かなって…
あなた
色々考えたんですけど…!
夜桜 辛三
夜桜 辛三
あなたが俺のために選んでくれたんだから、嬉しくないわけないよ
夜桜 辛三
夜桜 辛三
ありがとう、すっごく嬉しい
あなた
私も、辛三さんが喜んでくれて、嬉しいです!
夜桜 辛三
夜桜 辛三
また、来年もお祝いできるといいね
あなた
はい!
あなた
来年こそは、甘やかします!
夜桜 辛三
夜桜 辛三
諦めてなかったんだ……

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