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第16話

第15話
朝のホームルーム。
騒がしい皆を静かにさせた先生が、
ある行事について口にした。
担任
皆。文化祭について、少し話すぞ
先生もきっと予想済みだっただろう。
私達は一気に顔を輝かせる。
クラスメイト
クラスメイト
!!!文化祭...!!
雅
(わぁ。この時期から話し出すんだ)
ねぇころちゃん!楽しみだね!
ワクワクとどんな文化祭にしようかな、何て
考えながら、ころちゃんを振り返り笑いかける。
ころん
ころん
(...絶対雅と回りたい)
ん!?ごめんw楽しみだなww
何か真剣な顔で考え込んでいたころちゃんは
私の声に少し遅れて反応し。それから優しい
笑顔を浮かべた。
担任
それでだ。そんな高校初の文化祭で
実行委員やってくれる奴いないか?
出来れば男女のペアが良いんだが
ころん
ころん
...ピク(男女でペア...)
そして、先生が実行委員の話を出すと。
ころちゃんの肩が小さく跳ねたような気がして。
雅
(...ころちゃん今ピクってした?
やってみたいのかな...)
囁くように問いかける。
雅
コソッ...ころちゃん、実行委員やる?
ころん
ころん
ーえ(違う違う...雅やらないなら
やりたくない!)
びっくりしたようにこちらを見たころちゃん。
ころん
ころん
えーと、別に?やりたくないし?
口ではこんな言い方をしているけど、目は素直だ。
雅
そっかそっかー。...先生!
うんうん、と納得するフリをしてから。
はい、と手を挙げて。
担任
お、櫻井。なんだ?
雅
私と碧山くんで実行委員やります
生生に向かってそう言うと、ホッとしたように表情が緩んだ。
担任
そうか、櫻井と碧山は確か
幼馴染だったよな。じゃあ、頼んだ
ころん
ころん
...ちょ(よっしゃあああ)
ころちゃんが慌てた様子で立ち上がるけど、
既に教室の雰囲気は変わっている。
担任
皆も良いかー?
クラスメイト
クラスメイト
賛成でーす!
早々に決まった事に安心しているのか、
皆の表情も明るくて。
雅
...ねぇ、ころちゃん
私はニヤニヤしながらころちゃんを見上げる。
雅
これでもやらないって言う?笑笑
ころん
ころん
...........分かったよ!やりゃ良いんだろ!
雅
本当はやりたかったくせにー笑
やってくれたな、と言う顔をする彼に、
私はピースして見せた。
担任
そういう訳で。早速明日1回目の
実行委員会があるから、
2人は3ーAに行くように
雅
分かりました!
先生の言葉に対して意気揚々と返事をする私。
ころちゃんから恐ろしい呟きが聞こえた。
ころん
ころん
.....はーい(雅、後で話し合いな?)
その声にゆっくり顔を強ばらせながら振り返り...
急いで反論しようとすると。
雅
何で!?ころちゃんやりたがって...ムグ
むーむー!!
ころん
ころん
(...静かにしろ!)
素早く手が伸びて来て、口元を覆われた。
【その頃の一部の女子の会話】
黙って話し合いが進む様子を見ていた3人の女の子達。
その內の1人の子が、斜め後ろを向き、こう言った。
モブちゃん2
モブちゃん2
...ねぇ、良かったの?
声をかけられた女の子はため息をついて呟く。
モブちゃん1
モブちゃん1
仕方ないよ、あの2人幼馴染だし
半分諦めたような様子の女の子。
もう1人参加して、2人で説得にかかる。
モブちゃん3
モブちゃん3
でも、あの様子だとその内付き合っても
おかしくないよ?
モブちゃん2
モブちゃん2
悔しくないの?今まで恋心すら
抱いてないあの子に取られるの
モブちゃん1
モブちゃん1
それは、そうだけど...
自信なさげに俯きながらも、悔しい気持ちは否定しない。
モブちゃん2
モブちゃん2
でしょ?なら、やる事は1つ
モブちゃん3
モブちゃん3
文化祭の時、一緒に回ろうって誘いな
モブちゃん1
モブちゃん1
えっ!?でも...!
2人の提案に女の子は小さく驚きの声をあげて。
モブちゃん2
モブちゃん2
私達も付いてるからさ。多少強引でも
行かないと
モブちゃん3
モブちゃん3
大丈夫、大丈夫。きっと上手く行くよ!
やがて、雰囲気に負けたように頷いたけど。
モブちゃん1
モブちゃん1
.....うん。ありがとう
その表情はとても、恋する女の子の物には見えなかった。