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第24話

第23話
雅
それじゃあ。今日は最終的に
文化祭のスローガンを決めます
私がころちゃんに救われたあの日から、4日。
明日の委員会に提出する
スローガンの最終決定を、今はしている。
ころん
ころん
意見下さいー、無ければ多数決して
1番多かったのにします
間延びしたころちゃんの声に、誰も手を挙げない。
雅
(これで、いいのかな...)
『力を合わせて頑張ろう』なんて、
ありがちなスローガンばかりが並ぶ黒板を。
チラリ、と見た。
本当はもっと全体の意見を取り入れた
スローガンを作りたいけれど。
雅
(私が言っても、
誰も聞いてくれないだろうし...
もうこの中からで良いや)
半ば諦める形で多数決を取ろうとして。
口を開きかけた、その時。
ころん
ころん
...そーいえば。
考えたスローガンが採用されたクラスって
準備費増額して貰えるらしいよー。
...1位狙えるよね
クラスメイト
クラスメイト
Σ( ˙꒳​˙  )!?...マジで?
ころちゃんの言った一言が皆の空気を変える。 
面倒臭そうに目を合わせず顔を背けていたクラスメイトは、
やる気を取り戻したように手を挙げだして。
雅
(やっぱりころちゃん凄い。
また、助けられちゃった)
その変化に、私は1人感動する。
ころちゃんの機転の効かせ方にも。
ころん
ころん
((ボソッ...これで大丈夫だろ?
自分には出来ないような事を
ころちゃんは簡単に、やってのけてしまうから。
雅
ーうん。ありがとう。
凄く助かった
ころん
ころん
どういたしまして。良かったw
私も。いつかこうなりたいと思いながら、お礼を言った。
ー.....................
雅
えっと...この問題の公式は...
その夜。自室で今日の授業の復習をしていると。
側に置いてあったスマホの画面に、
『ころちゃん』と表示される。
雅
ー電話?珍しいな...
基本、何でもLINEで済ませるころちゃんが
電話して来るタイミングは限られていて。
そのほとんどが面倒くさいか、だるいか。もしくは両方。
雅
(とりあえず出よ)
...もしもし?ころちゃん?
切れてしまう前に応答すると。
ころん
ころん
ーあ。雅?突然ごめん。今、平気か?
いつもと変わらない声が、電話越しに私の耳に届く。
気を遣ってくれる所も相変わらずだな、なんて思いながら。
雅
部屋で自習してただけだから...
大丈夫だよ、何かあった?
要件を聞くと。
ころん
ころん
うわ、相変わらず真面目ww
なんかって訳じゃ無いんだけど...
少し歯切れの悪いころちゃん。
何だか心配になり、あえて明るい声を出した。
雅
それ褒められてる気がしない笑
うん、何か頼み事?笑笑
ころん
ころん
頼み事、になるのかな
頼ってくれる事が少なくなっていたころちゃん。
少し、嬉しくなって。ウキウキと返事をする。
雅
そっかそっか。なぁに?
ころん
ころん
...今、会える?
久しぶりの『頼み事』は、予想外の物だった。

















ー"私達"が変わってしまうまで、あと20分。