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第31話

第30話
昔から、嫌いだ。
冷やかしや好奇の視線が。
私達はそんなつもりで一緒に居る訳では無いのに、
周りはいつも深く読み過ぎている。
雅
(...まだ見てる...長いなあ)
ころちゃんと、どこに行くか相談しながら。
小さくため息をついた。
ころん
ころん
...で、3年の先輩の出し物
見に行きたいんだけど...雅?
考えていたら負けだと分かっているのに、考えてしまう。
雅
(...本当、ずっと付きまとってくる
問題なんだよね。どうしたら良いんだろ)
知らない内に進むころちゃんの話も、ろくに聞かないで。
ころん
ころん
みーやーびー
雅
(楽しみたくても視線とかあると
やっぱり少し気にしちゃうし...)
ころん
ころん
おーい、雅!
雅
(;・ω・)ハッ!...ごめん、何?
呼ばれている事に気づいたのは、少し時間が空いた後。
ころん
ころん
3回は呼んだ...w
先輩の出し物見に行きたいんだけど、良い?
隠しきれない、と言うように。彼は笑う。
ころん
ころん
ぼーっとするのは良いけどさ、 
怪我とかするなよ?人にぶつかって
雅
うん。ありがと。
早く出し物、見に行こ!
くすぐったい気持ちになりながら、
人混みの中。ころちゃんに腕を引かれながら歩いて行く。
ころん
ころん
ーおぉ。やっぱりクオリティが違う
一際、賑わいを見せる3年生の廊下には。
それぞれのクラスの出し物が並んでいて。
生徒も、お客さんも楽しそうだった。
雅
...やっぱり、『最後』だからなのかな
3年間を共にした仲間達との、最後の文化祭。
もうこの先、同じメンバーで。
高校の文化祭をする事は、無いのだから。
ころん
ころん
_そう、かもな。後悔しないように
2年後は、私達があの立場になる。
そう思うと、少し寂しかった。
出せる物を出し切っているようにも
見える先輩を眺めて居ると、しんみりして来て。
雅
...私達が高校生で居られるのも、
あと2年、かぁ
私達の高校生活も、3年間は残っていない。
ころん
ころん
きっと、あっという間だよ。
最後の1年なんか受験もあるし
雅
ああああ...言わないで...
少し先の自分達を想像して見たけど、上手く行かなかった。
ころん
ころん
まあ、僕達が今できる事は、楽しむ事だから
今から考えても仕方が無いと笑うころちゃんに
そうだね、と笑い返す。
窓の外を見れば、先程まで晴れ渡っていた青空が
茜色に染められ始めていて。
雅
(もう、1日目が終わっちゃうんだ)
楽しい時間は早く感じるな、と思いながら。教室に戻る。
モブ1
モブ1
いやー...やっぱ1年にしては
めっちゃ売れたんじゃね?
モブちゃん2
モブちゃん2
疲れたけどね笑...あ
雅
.......!
皆が感想を言い合う中。
あの時の女の子の1人と目が合って。
モブちゃん2
モブちゃん2
楽しめた?他のクラスの出し物
優しく声をかけて貰えて。
雅
うん...!凄く楽しかった。ありがとう
頑張って良かったと、
まだ1日目なのに涙が出てきてしまった。
ころん
ころん
...良かったな
そんな私を微笑ましそうに見ていた彼を振り返る。
雅
うん。凄く嬉しい。...ころちゃん
雅
仲直り、したいな
だいぶ時間が空いてしまったけれど、私達なら大丈夫。
ころん
ころん
僕も同じ事言おうと思ってたw
うん。仲直りしよう
雅
やた!良かったあ...
お互いを、信じてるから。