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第9話

第8話
バクバクとうるさい自分の鼓動に違和感を覚えながら、
自宅へと戻る。
雅
...ただいま
私が帰ってきた音に気づいたお母さんが顔を覗かせた。
お母さん
あら。おかえり、少し遅かったわね
雅
あー、ころちゃんと少し話してた笑
曖昧に笑って誤魔化しながら、自室に行こうとすると。
お母さん
ご飯は?
お母さんがそう聞いてくれた。
でも、今は1人になりたくて。
雅
んー...今日は平気!ありがと
いらないと断り、ようやく自室に入る。
雅
何なの...これ
倒れ込むようにベッドに身体を預けながら、
胸に手を当てた。
雅
なんか、熱いし。風邪でも引いたかな...
引き出しから体温計を取り出し、測ってみたけれど。
雅
ー36.8...平熱だ
いつも通りの体温に首を傾げ、考え込む。
雅
(じゃあ、この熱さって何?)
考えて、考えて...考えたけれど。
雅
(...分からない)
答えが出る事は、無かった。
この時既に、心の底では分かっていたはずなのに。
...翌日。
雅
(昨日の今日で、少し気まずいなぁ...)
家の前でころちゃんを待ちながら、そんな事を考える。
雅
(やっぱりラインして
先に行こうかな...っうわぁ!?)
スマホを取り出そうとした所で。突然、肩に手を置かれ。
雅
だ、誰!?
すぐさま後ろを振り返ると。
ころん
ころん
びっくりした?wwおはよう、雅
悪びれる様子なく笑うころちゃんがそこにいた。
雅
朝から心臓に弱い事やめて...
はぁ、とため息をつきながら軽く睨む。
ころん
ころん
おぉ、怖wwごめんごめんw
おどけた様子でころちゃんは両手を上げて、
歩き始めかけ。私を振り返る。
ころん
ころん
いつまで機嫌悪いんだよww
置いてくぞ?
雅
誰のせいだと...!!
まるで他人事のように話す彼に言い返しながら、隣に並ぶ。
そして。本当は気づいていた。
雅
(口では置いてく、とか言ってるけど...
実際はゆっくり歩いてくれてる)
毎日毎日、私の歩くペースにあわせてくれている事。
なんだかんだ言いながら、ちゃんと話を聞いてくれる事。
ものすごく努力家で。
誰よりも一生懸命に頑張っている事。
雅
(知ってるんだよ?私)
誰も知らないころちゃんを知っている事に
ほんの少しの優越感を覚えながら、たわいもない話をする。
ころん
ころん
あー、やっと学校着いたー...疲れたー
大きくため息をつき。
ダルそうにローファーを脱ぐ、ころちゃん。
雅
...そんな遠い?家からここまで
ころん
ころん
僕にとっては遠いの!
雅
((ボソッ…体力無さすぎ...
その様子に思わずディスり全開の心の声が漏れて。
慌てて口を塞いだが間に合わず。
ころん
ころん
ん?(╬^∀^)
背筋が凍るほどの笑顔を向けられ。
チクチクと嫌味を言われながら、廊下を歩いていると。
モブ1
モブ1
あの!
突然、何となく見覚えのある男の子が目の前に現れた。