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第5話

第4話
並んで立つ2つの一軒家。
これがお互いの家で、お隣なのだ。
ころん
ころん
また明日な、雅
雅
うん!また明日ね、遅刻しないでよ!笑
その前に立った私達はお互いに挨拶をして、
家に入ろうと思ったのだが。
ころん
ころん
うっ...分かってるって!多分
雅
今、多分って言わなかった?
ころん
ころん
気のせいじゃね?
雅
絶対言ってた!
1度話題を見つけてしまうと、掛け合いのように
なって、中々途切れない。
ころん
ころん
本人が言ってない、って
言ってるんだから言ってない!
雅
ちょ、それはずるいよー
ころん
ころん
ずるくて結構、これが僕のやり方(*`ω´*)ドヤッ
どやあ、と得意気に笑う彼。
雅
なんでそんな自慢げなの...
私もう家入るからね
ラチが開かないからと門に手をかけて、止まった。
雅
...何?どうしたの?
制服の裾が少しだけ摘まれ、引っ張られていて。
振り返れば、俯くころちゃんの姿があった。
雅
ー具合悪いの?
具合が悪いのか、と尋ねてもころちゃんは
首を横に振る。
ころん
ころん
...違う。僕、どうしても...
そのまま、彼が何かを言いかけていたのだけど。
ティロティロティロン♫ティロティロティロン♫
雅
あ、ごめん。電話だ...もしもし?
その声は、私の携帯の着信音に掻き消されて。
雅
話途中だったよね。それで、続き...
電話が終わって続きを聞こうと思ったのだけど。
ころん
ころん
ううん。やっぱ何でもない
明らかに様子がおかしい。
何かを隠していると一瞬で気づいた。
雅
ーそう?分かった
でも、とりあえずは引き下がる。
今、何を聞いても話してくれる気がしなかったから。
雅
(昔は隠し事なんて、無かったのにな)
大人になればなるほど、きっと秘密は増えていく。
それでも、ころちゃんだけは変わらないと思っていた。
雅
(昔のまんまなんて、無理な話か)
寂しさに似た感情が胸の中に押し寄せる。
ころん
ころん
雅...?どうした?
雅
ねえ、ころちゃん
本当は気になって気になって仕方がないけれど。
ころん
ころん
ん?
雅
さっきの話の続き、いつか聞かせてね
今は、こう言うのが正解な気がした。
ころん
ころん
...おー。いつかな
雅
絶対だよ?
ころん
ころん
絶対な
雅
じゃあ。約束
嘘ついたら針千本のますよー、と小指を絡ませる。
ころん
ころん
指切りって...小学生かよww
雅
なっ...!良いでしょ別に...
何がそんなに面白いのか、しばらくの間
爆笑していた。
ころん
ころん
やべえツボった...w
また僅かに身体を震わせ笑っているその様子を見て、思う。
雅
(中身はぜんっぜん変わってない)
((ボソッ…少し安心した
小さい頃の面影は無くなってしまった訳ではないのだと。
ころん
ころん
...?なんか言った?今
雅
ううん!何も言ってないよ
いつか、時が経ってこの青春が遠い過去のお話になっても。
ころん
ころん
そっか。じゃあ僕の気のせいかな
変わらないものもあるのだと、信じていたい。