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第23話

第22話
誰も居ない学校の屋上で。
雲一つ無い空を、ぼんやりと眺めていた。
雅
(...また、逃げ出しちゃったな)
ここなら、誰にも見つかる事が無いと思ったから。
雅
(ころちゃん...今頃もう家に居るよね。
あんまり遅いと心配されるかも)
本当は帰りたくない。
そんなワガママを引きずって重い腰を持ち上げる。
雅
.....................(大嫌い、こんな自分)
このままどこかに消えてしまいたいなんて。
馬鹿な考えまで頭に浮かぶ。
ころん
ころん
ーっ雅!!
...だから。
雅
(ー...え?何で?)
信じられなかった。
雅
(どうして今。ここに来るの?
何で、少し泣きそうなの?)
自分より遥かに大人で、強いと思っていたころちゃんが。
泣きそうになっている事も、ここに居る事も。
ころん
ころん
本当に探したんだからな!?
どれだけ...っ、僕を心配させれば...!
つかつかと歩み寄ってきたころちゃんが
私の身体を強い力で抱き締める。
雅
ごめん...苦しいよ、ころちゃん
触れた部分が少し熱くて、腕がしっとりしていて。
雅
(私、どれだけ心配かけたんだろう)
今更になって、自分の軽率な行動を後悔する。
ころん
ころん
見つかって...本当に、本当に良かった
まるで子供みたいに、ころちゃんはしばらくの間
私を抱き締める事をやめなくて。
雅
こ、ころちゃん離れよ?苦しい
ころん
ころん
やだ。僕に心配かけた罰
雅
う.......っ
『ごめんなさい』と『ありがとう』を込めながら。
私はその間ずっと、彼の髪を撫でていた。
ー.........................
雅
ちゃんと入るから!もう逃げないから!
もう逃げられないようにと、腕を掴まれ。家まで帰った私。
ころん
ころん
...............あくまで確認。気にしないで
前科があるから油断出来ないとガン見して来る
ころちゃんの視線が気になって、仕方がない。
雅
いや、気になるよ...そんな所居られたら
大きくため息をついて、鍵穴に鍵を差し込み。
雅
はい、鍵開けた。ちゃんと入りますよ
確認した?的な視線を彼に向けると。
ころん
ころん
.......ここから僕にタックルして逃げる
かもしれないじゃん
ころちゃんが完全にふざけているとしか思えない事を呟く。
雅
私を何だとおもってるの...笑
ラグビー選手になったつもり無いんだけどな、と苦笑した。
ころん
ころん
てか、そろそろ中入んなよ。
僕も家帰れないし
素直に疲れてるだろうし、と言ってくれれば良いのに
また自分の都合が理由のフリを、彼はしていて。
雅
...すみません。あと...今日は本当に
ありがとう。それから、ごめんね
それでもめげずに感謝と謝罪の気持ちを伝えてみたけれど。
ころん
ころん
迷惑かけられてるのはいつもだから。
もう慣れたよww
ころちゃんの素直じゃない一言は、
いつだって私の気持ちを台無しにする。
雅
...もう二度ところちゃんに感謝しない
ころん
ころん
ーなんで!?
理由くらい考えて下さい、と軽く睨んでみせた。







ー幼馴染の関係が崩れる瞬間まで、あと4日。