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第40話

第39話
昼休みが終わり、退屈な午後の授業中。
雅
(土曜、一緒に出かけるなんて...)
あれやこれやの内に決められた土曜の予定。
雅
(これは...デートとかでは無いんだよね?)
『デートしようか』。そう言ってニヤリと笑った彼。
...あんな言い方を、ころちゃんがするから。
雅
(変に意識しちゃうじゃん.....)
何を着ていこう、とか。つい考えてしまう。
確かに、ころちゃんと出かけるのは、楽しい。
雅
(...私の知らない場所に
連れて行ってくれるから)
でも、それは。
幼馴染と言う枠に彼が居た時の話。
雅
(そういえば...最初に告白して貰った時から)
雅
(一度も一緒に出かけて無いかも)
こんなに長い時間、
遊びに行く予定を立てなかったのは
初めてだったせいか。
今日の誘いには、本当にビックリした。
雅
(まさか、ころちゃんから
言い出してくれるなんて)
もう一生、一緒に遊びに行けないと落ち込んで居た
あの日の自分に、教えてあげたい。
雅
(やっぱ、仲直りして正解だった)
そんな新たな約束に嬉しい反面、不安もあって。
雅
(...私達...これからどうなるのかな)
ずっと変わらないと思って居た、幼馴染の関係。
幼い頃、弟のように私の後を付いて来た
甘えん坊で泣き虫な彼は、もう居ない。
私の方が高かった身長も。
雅
(.....小学5年生くらいから、
急に伸びたんだっけ)
今では頭1つ分以上の差が開いて。
見上げないと、目が合わない。
雅
(なんか...本当に。
一気に男の子になっちゃったなぁ)
嬉しいけれど、やっぱり寂しい。
雅
(...ねぇ、ころちゃん)
珍しく眠らずに授業を受けている彼の背中に、願う。
私を置いて行かないで、と。
雅
(...面倒見の良いお姉ちゃんを気取ってても)
私は、彼に励まされ、支えられて生きて来た。
雅
(結局は、双子のイメージなのかな笑)
足りない所は補い合って、長所は一緒に伸ばして。
私たちは、言わば一心同体だから。
雅
(...きっと、これからも大丈夫)
例えば1年後。
何かの拍子に、私達の関係を揺るがす事が起こっても。
雅
(また、乗り越えて行ける)
色んな事を一緒に経験するからこそ。
絆はもっと強くなるから。
雅
(土曜日のお出かけも、余計なこと考えずに
純粋に楽しもう。それが良いや)
浮かんで来る不安を、
全部片付けようとしていたらキリが無い。
大事な物だけ取り上げて、
後は見て見ぬフリをする。そう決めて。
雅
(って、やばい...めっちゃ進んでる)
先生の授業を解説する声に耳を傾け、
板書に意識を集中させた。