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第44話

第43話 ころんside①
雅
...............(  ー̀ н ー́ )
僕の隣で静かに怒りを表現している、幼馴染。
そっぽを向いてしまっていて、目すら合わない。
ころん
ころん
...なぁ、まだ怒ってんの?
目が合うように、彼女の視線の先に回り込むと。
雅
...怒ってる
拗ねた声が、返って来て。
ころん
ころん
本当に置いてく訳ないじゃん?
ごめんって
これは思ってたより怒っていると焦りながら、謝り倒す。
雅
でも、駅まで置いて行かれたもん
それでも、彼女の表情は緩まない。
正論で言い返され、言葉に詰まりー...最終手段に出た。
ころん
ころん
許してってばー...僕、泣くよ?
甘えるのは得意じゃないし、
本来ならあまりしたくないのだけど。
これが1番よく効く事を知っている。
案の定、しばらくすると頭に手が置かれる感触。
ころん
ころん
.........................../////
(ここまでして欲しいとは言ってないのに...)
身体の体温が上がって。咄嗟に顔を隠した。
きっと、照れてるじゃん...とでも思っているのだろう。
ころん
ころん
(今更、素直になんかなれないよ)
雅
じゃ、そういう事にして置いてあげますか笑
ほら、電車来たよ。乗ろ?
微妙に気を遣われた感じを残したまま。
電車に乗り、駅を離れる。
雅
...そーいえば...今日、どこ行くの?
電車が動き出して少しすると、想定内の質問。
着いてからのお楽しみ、と笑うと。
雅
えー.....気になるなぁ。期待してるよ?笑
不満そうにしながらも、従ってくれた。
ようやく、目的の駅に着いて。
雅
ー!ここって.........!
改札を出ると、すぐに雅が驚きの声を上げる。
ころん
ころん
そう、イルミネーション。
来たいって言ってただろ?
彼女が雑誌を読みながら零した呟きを、
僕は聞き逃さなかった。
雅
...聞こえてたの?
ちょっとドヤっとした顔で笑えば。
ころん
ころん
ーまぁな。折角だから、今日行く場所に
良いかと思って...っ
いつの間にか、抱き締められていた。
雅
ありがとう...凄く、凄く...嬉しい...!
すぐ近くに、彼女が居る。
ころん
ころん
(天然って.......本当に毒だ)
いつもより何倍も近い距離に。
ころん
ころん
...............良かったw
心から嬉しそうにするその様子に、ホッとするのと同時に。
ふわっとした甘い香りが、鼻をくすぐって。
いつもの事ながら、胸が高鳴る。
雅
尊敬する!最高のセレクトだもん!
行こ?ころちゃん
自分のその上目遣いが、どれ程の破壊力を持っているか、
彼女はきっと知らないのだろう。
ころん
ころん
...調子いいなぁw
一歩先を歩く幼馴染を愛おしく思いながら。
抱き締められた余韻を、噛み締めていた。