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第33話

第32話
彼らの行く手を塞ぐように、目の前に立つころちゃん。
ころん
ころん
そいつに、何やってるんですか
その瞳に、いつもの優しい輝きは無く。
ただひらすらに怒りがにじみ出ていて、ゾッとする。
雅
ころちゃん...違...これは...
ころん
ころん
雅は黙ってて。
僕は今、この人達に聞いてるの
私ですら気圧されてしまう雰囲気に、
彼らが怯えないはずもなく。
ナンパ男A
...これやばいんじゃね?
ナンパ男B
......だな...目つける子間違えたかも
ころん
ころん
どういう経緯で彼女を連れて行こうとしたか、
お話いただけますか?))ニコッ
怒りを抑えた彼の完璧な営業スマイルに、
2人は更に震え上がった。
ナンパ男A
お、お兄さん。
俺達ただ、その子に道聞いてただけで!
ナンパ男B
そうそう、案内してもらおうと思ったんだよ。
案内。だから怒んないで?(^ω^;)
そんな必死のごまかしも、ころちゃんは通じない。
ころん
ころん
へぇー、、そうですか。
それなら僕がご案内しますよ。どちらまで?
逃がさないよう、彼が更なる追い討ちをかけると。
ナンパ男B
...す、すみませんでした!
ナンパ男A
俺達が悪かったです、君もごめんね!
雅
え、あ...はい
ナンパ男A・B
じゃっ!ε”ε”ε”((( ;゚Д゚)))ノ
先程までのしつこさが嘘のように、
呆気なく逃げて行った。
ころん
ころん
...だっさ
その様子をしばらく見ていたころちゃんは、
やがて乱暴に、小さく吐き捨てて。
ころん
ころん
.........雅
くるり、と私の方を振り向いた。
雅
は、はい...
怒られる事も覚悟で、恐る恐る返事をすると。
ころん
ころん
1人にしてごめん。怖かった?
雅
ーえ
思ったよりも優しい声で謝られて。
ころん
ころん
もう、大丈夫だよ。僕が居るから
そっと、頭を撫でられる。
雅
こ、ころちゃん...恥ずかしいよ...
同級生に頭を撫でられる事なんて無いから、
余計に恥ずかしい。
ころん
ころん
何で今更ダメ?w
昔からやってるのに、と不思議そうに笑う彼は、
やっぱり天然なんだと思う。
雅
(私ばっかり恥ずかしがってバカみたい。
こんなの、本当は当たり前なのに)
...でも。私達だって。
雅
...何でだろうね?笑
もう、あの頃みたいに子供じゃ無いから。
ころん
ころん
ごまかし方、雑っ!ww
雅
気のせいだよ笑
雅
(いつかは、ころちゃんの無意識の優しさが
別の誰かに向けられる日も来る)
いつまでも恋愛と無縁で居られる訳じゃないなんて、
分かってる。
雅
(分かってるけど、もう少しだけ)
現実から、現在から、目を背ける為に。
ころん
ころん
まあいいかw
ほら、いちご飴。食べたかったんだろ?
雅
ありがと!危うくあの人達のせいで
いちご飴が食べられなくなる所だった...
"幼馴染で同級生の女子"を演じ続ける。
ころん
ころん
あんな事があった後まで食い意地張るなよww
雅
美味しい物は正義だから(๑• ̀ω•́๑)✧
ころん
ころん
...何それw
なんかお前らしいけど、笑うww
彼に好きな人が出来る、その日まで。