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第58話

『後輩vs.....?⑤』
唇が触れる寸前。
ふと気配が離れて、額に小さな痛み。
一輝
一輝
......なーんてっ。騙されましたね?
雅
..........っ
そっと目を開けると、
ニヤニヤと悪戯っ子ように笑う彼が居て。
一輝
一輝
本人の同意も無く
キスする訳ないじゃないですかww
デコピンされたのだと気付いた。
雅
.......ビックリした
彼は純粋に見えて、そうでも無いらしい。
一輝
一輝
それとも...期待しちゃったんですか?
言われて居る側が恥ずかしくなるような事を、
平気な顔して言うんだから。
雅
し、しししてないよ!?
一輝
一輝
動揺の仕方が凄い.......
そして神様も、本当に空気が読めないらしい。
ころん
ころん
雅ー、本借り終わっ、た.....?
私の予想以上に早く、ころちゃんが帰って来てしまって。
一輝
一輝
げっ、青髪の人
間中くんが分かりやすく顔を歪めて嫌がる。
ころん
ころん
碧山恋論だって言ってるじゃん...
いい加減に覚えろよ...
この間の長期戦を避ける為、早めに仲介に入った。
雅
まぁまぁ...見逃してあげなよ
__が。それが彼には気に食わなかったらしい。
ころん
ころん
何か雅コイツに甘くない?
不貞腐れたジト目で私を見ながら、間中くんを指差す。
雅
コイツって言わないの笑
後輩なんだから、優しくするのは当然でしょ?
嫉妬してくれたのであれば、不謹慎だけど嬉しかった。
ころちゃんは私の中で、人に執着しないイメージだから。
ころん
ころん
.....................うっ
言葉に詰まった彼を煽るように。
一輝
一輝
さっすが先輩。分かってる!!
間中くんはノリノリで指を鳴らして。
それを止めようと指に触れかけた所で。
???
???
............絶対あげない
誰かの腕で拘束される。
腕の主を見上げると、もちろんそれは。
ころん
ころん
雅は、雅だけは........絶対に譲らないから
.....ころちゃんの物。
一輝
一輝
...............
付き合ってから初めて覗かせてくれた独占欲が。
雅
(...良かっ、た)
覗かせてくれた『好き』の感情が。
泣きそうな程に嬉しくて。
雅
(私ばっかりこの恋を
追いかけてると思ってた)
思わず、ころちゃんの胸に顔を埋める。
ころん
ころん
......は、えっ!?
何!?どしたの!?
私の変化に、ころちゃんが照れ臭そうに身を捩って。
雅
ころちゃん好きだよぉぉ...
ころん
ころん
ちょ...///
本当に大丈夫?熱あるんじゃ無いの?
雅
だって好きだもん...
さすがの間中くんでも、
少し顔が引き攣ってしまって居る。
一輝
一輝
えっと...俺は何を見せられてるんですかね...
からかう気も起きないのか、
それとも気を遣ってくれたのかは分からないけれど。
ころん
ころん
...はぁ...目瞑ってこっち向く!
雅
...えっ、何で!?
ころん
ころん
いーから。早く!
いつの間にか私達しか居なくなった図書室で。
雅
ちょ、何するk
大好きな人の唇に。
ころん
ころん
黙って
そっと、触れて。
ころん
ころん
不安にならないように、おまじない
雅
...何それ笑
甘やかな温もりを、分け合った。