第5話

4話!
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2019/11/10 00:47
ギシギシと軋む床を歩いていく
貴『おーい!洸汰くーん!』
一つ一つ部屋を覗きながら叫んでみるが、返事どころか物音もしない
、、、1階の全ての部屋を見たが、誰も居なかった
ってことは、2階だな
この家もいつまで持つか分からない
貴『急ぐか、、、』
トントントンと、俺が階段を登る音が家の中に響き渡る


2階に上がった瞬間、1階に降りる為の階段が崩れ落ちた


いや、タイミング←
、、、なにか聞こえるな


耳を澄ますと子供の泣き声(?)が聞こえてきた


洸汰くんか?
俺はすぐさま泣き声のした方へ走った
部屋のドアの前まで来ると、泣き声が大きくなった
俺は扉を開け、、、ようとしたが、何かつっかえているのか、扉が開かない
、、、よし、壊すか←
貴『おーい!聞こえるか〜?』
子「ヒック き、聞こえ グス る。だ、誰?、、、助けて グスッ」
貴『分かった!今俺が助けてやっからな!』
貴『危ねぇから扉から離れてくれ!』
子「、、、離れた グスッ」
貴『よっしゃいい子だ!行くぞ!』
少し助走をつけて、思いっきり扉を蹴った
扉は、バリバリバリッと雷が落ちた時のような音を立てながら倒れた
中には顔を涙でぐしゃぐしゃにしている、帽子を被って座り込んでいる男の子が居た
貴『大丈夫?あ、君が洸汰君か?俺はあなただ。君を助けに来た!』
子「うん!ありがとうあなたお兄ちゃん!、、、お、お兄ちゃん、歩けない、、、」
よく見ると、その子は、足に切り傷が出来ていた
貴『痛かったよな。よく耐えたな!偉いぞ!』
貴『コウ』
コウ「はいはーい。その子の足だろ?」
貴『また見てたのか‪wまぁ、理解が早くて助かるよ』
コウ「おぅ‪。あなた兄ちゃん?‪w‪wとりあえず洸汰、足出してみ?」
貴『コウ煽るな‪wあ、こいつは俺の個性。一応神様のコウだ。治してもらえるから、足出してみろ』
子「う、うん」
洸汰が大人しく足を出すと、コウが手をかざして治してくれた。、、、いつもはチャラいのに、こういう所はかっこいいんだよな‪w‪w
コウ「よし、出来たぞ!洸汰」
子「ありがとう!コウ兄ちゃん!」
コウ「おぅ!」
その瞬間、メキメキという音が家中に鳴り響いた
この家、そろそろやべぇな、、、
貴『コウ、お前飛べるよな』
コウ「え、あ、あぁ、これでも神だからな」
貴『じゃあコウ、洸汰連れて、この窓から行けるか?』
コウ「行けるけど、あなたはどうすんだよ」
貴『俺は何とかする』
コウ「はぁ、そう言ってお前はすぐ無理すんだから、、、なんかあったら他の奴ら呼べよ」
貴『ギクッわ、分かったよ』
コウ「、、、ならいいけど、くれぐれも、怪我すんなよ?あなた」
貴『分かったって〜お前は俺のかーちゃんかよ‪w‪w』
コウ「嫌だわ〜‪w‪w」
貴『うるせ‪w‪wとりあえず、洸汰はこいつと先に外出ててな』
子「あなた兄ちゃんはどうするの?」
貴『俺は大丈夫(ニコッ)外で会おうな!』
俺と洸汰を抱えたコウは1度見合わせた後、コウは外へ、俺は出口を探しに行った

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