第7話

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2020/04/01 08:42
ユソン
ユソン
いいよ、、ウォヌに、押してもらう。
スニョン
スニョン
えー?俺が押したいのに、、
ユソン
ユソン
ウォヌに押してもらうから、
本当にいいの!
スニョン
スニョン
、、、あ、わかった。ごめん
ユソン
ユソン
、、、こっちこそ、ごめん
ウォヌ
ウォヌ
よし、じゃ、行くか!
私達の空気を察知したウォヌが車椅子を押して体育へ連れて行ってくれる。
自分のサイズじゃ着替えづらいから、オッパからジャージを借りた。
やっとの事でジャージに着替えて体育館へ集合する。
今日は姉妹学級の体育授業。
私は2組で、オッパ達は3組だから、離れちゃう。
そんなことを思いながら更衣室を出る。
車椅子を頑張って押すけど、やっぱりうまく力が入らなくて、
上手に進めない。
ジフン
ジフン
あ、ユソン。
俺押そっか?
それとも、ウォヌ呼ぶ?
ユソン
ユソン
ううん。ジフンにお願いしてもいい?
ジフン
ジフン
全然いいよ。
ユソン
ユソン
ありがと!
ジフン
ジフン
ユソン、お前、本当に大丈夫?
ユソン
ユソン
足?平気平気!
ジフン
ジフン
足もだけど、心の方も。
やっぱり、ジフンにはバレるよね。
ユソン
ユソン
大丈夫、じゃないかも。
ジフン
ジフン
うん。だいたいわかる。どうした?
ユソン
ユソン
ジフン、私ね、スニョンのことが好き。
ジフン
ジフン
だろうな。応援するよ?
ユソン
ユソン
ダメ。応援しちゃダメ、なの。
ジフン
ジフン
なんで?くっつきたくないの?
ユソン
ユソン
私ね、、、病気なの。
ジフン
ジフン
、、、うん。知ってた。
ユソン
ユソン
え?
ジフン
ジフン
ごめん。盗み聞きするつもりじゃなかったけど、
担任と話してるの聞こえちゃった。本当に悪い。
ユソン
ユソン
ううん。いいの。結局いつかはバレちゃうから。
ジフン
ジフン
で、それとスニョンがなんの関係があるって言うの?
歩けないと迷惑だってこと?
ユソン
ユソン
私、もうそろそろで、、、、死ぬんだ。
ジフン
ジフン
、、は?
ユソン
ユソン
死んじゃうの、私。
ジフン
ジフン
死ぬなんて、聞いてない。
だから、スニョンから離れようとしてんの?
ユソン
ユソン
うん。これ以上好きでいると、
死ぬのが余計辛くなる。
ジフン
ジフン
無理に笑うなよ。
俺は、いいから。いつでも話、聞いてやる。
でも、スニョンとは今まで通りの方がいいと思う。
ユソンが自分で決めた事ってわかってるから、
どうしてもって言うなら、俺は好きでいい思う。
でも、好きなのに離れてくお前らを見るのは辛いんだ。
ユソン
ユソン
私も、辛い。
それに、これでスニョンのこと傷つけてるのもわかった。
やっぱ、最期まで笑い合っていたいしさ。
これからはいつも通りにする。
ジフン
ジフン
さっきあんな事言ったのに、こんな事聞くのもあれかと思うけど、
ユソンはそれで本当にいいの?後悔しない?
ユソン
ユソン
後悔しない、、、かは、わかんない。
でも、このまま死ぬのは嫌だな。
スニョンもこんなんで勝手に死なれたら、嫌じゃん絶対。
私だったら嫌だもん。
ジフン
ジフン
お前がそれでいいなら良かった。
スニョンに気持ち伝えたら?
ユソン
ユソン
む、無理だよー
ジフン
ジフン
答えがどうであってもいいじゃん。
それに、くっつかなくても、気持ち伝えるだけで
スッキリするかもよ?
ユソン
ユソン
確かにね。そうかもしれない。
ユソン
ユソン
頑張ってみよう、かな?
ジフン
ジフン
俺はいいと思う。
ユソン
ユソン
うん、ありがとう!
私、ちょっと頑張ってみる!
ジフン
ジフン
あ、言い忘れてたけど、
お前の病気のこと知ってんのジュンもだから。
でも、歩けなくなるってことしか知らない。
ユソン
ユソン
私から話しとく。
ジフン
ジフン
うん。辛くなったら言えよ?
ユソン
ユソン
ふふ、ありがとう!
ジフン
ジフン
うん!
ちょっと遅れて入った体育館には
大好きな後ろ姿があった。

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おぬチ
おぬチ
終わりでーす
おぬチ
おぬチ
どうでしたか?
この前の???さんは、ジュンとジフンでした!
おぬチ
おぬチ
それでは次回も頑張るので、
お楽しみに〜

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