第50話

婚約指輪
2,547
2018/12/25 00:10
今日はお引っ越しなんです。


向かう先は涼介の家なんです。
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昨日


涼介 宅
山田涼介
山田涼介
なぁ、あなた
あなた
あなた
んー?
山田涼介
山田涼介
これ。早めの誕生日プレゼント。
あなた
あなた
え?でも私、まだあと一週間…
山田涼介
山田涼介
いいから。受け取れ
それは、大きな袋。抱えるぐらいの。


あなた
あなた
何?このモフッとした…クマ?
それは、紙を持った、チャラいクマ。


チャラいんだよ、本当に!


だって、イヤリングとネックレスしてるんだもん!
あなた
あなた
わー、すごぉーい(棒)
山田涼介
山田涼介
おい。ちゃんと聞け
で、涼介がソファーに座るあなたの隣に座る。
山田涼介
山田涼介
まず、このイヤリング。
それは、金のイヤリング。
山田涼介
山田涼介
これを、あなたにあげます。
スッとクマの耳から取ったイヤリングを、


あなたの耳につけた。
あなた
あなた
綺麗…✨
山田涼介
山田涼介
次に、このネックレス。


ほら、あっち向いて。つけてあげる。
で、つけてもらう。


それは、ただの銀色シンプルなネックレスで。
あなた
あなた
(わぉ、ザ・シンプルだ)
なんて思った。


だが、すぐ気づく。


ヒンヤリとした、小さい何かの感触を。
チャリンッ
あなた
あなた
…嘘…
それは、指輪。
あなたが涼介の方を向いて泣いた。
あなた
あなた
こ、これ…
山田涼介
山田涼介
うん
あなた
あなた
ほ、ほんとに、??
山田涼介
山田涼介
うん
山田涼介
山田涼介
まだ、渡してなかったから。


指輪さ、本当は指につけてほしいんだけど、


モデルとか、いろいろあるから。


だから、ネックレスとして、持ってて。


結婚指輪は、また今度。


次は、2人で決めにいこう。
あなた
あなた
ありがと…!
2人が、ハグをした。
で、涼介が目の前に何かを出す。
あなた
あなた
もう、1つ…?
山田涼介
山田涼介
これは、俺の。


ほら、お揃いだ。
お前って奴は…!


イケメンかよ、🌠
あなた
あなた
え。涼介、好き。めーっちゃ好き。
山田涼介
山田涼介
俺も好き。
で、ニコニコしあうと。
山田涼介
山田涼介
あ。もう1つある。
あなた
あなた
え、?
それは、クマが抱いていた紙だった。

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