今日はお引っ越しなんです。
向かう先は涼介の家なんです。
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昨日
涼介 宅
それは、大きな袋。抱えるぐらいの。
それは、紙を持った、チャラいクマ。
チャラいんだよ、本当に!
だって、イヤリングとネックレスしてるんだもん!
で、涼介がソファーに座るあなたの隣に座る。
それは、金のイヤリング。
スッとクマの耳から取ったイヤリングを、
あなたの耳につけた。
で、つけてもらう。
それは、ただの銀色シンプルなネックレスで。
なんて思った。
だが、すぐ気づく。
ヒンヤリとした、小さい何かの感触を。
チャリンッ
それは、指輪。
あなたが涼介の方を向いて泣いた。
2人が、ハグをした。
で、涼介が目の前に何かを出す。
お前って奴は…!
イケメンかよ、🌠
で、ニコニコしあうと。
それは、クマが抱いていた紙だった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!