目の前にはベッドの端の…なんだろ、端。w
そして横には、髪がサラッサラの人が寝てた。
ん~、誰??
でも、極上品のイケメンなんだろうなぁ、この首筋からして…
と思い、首筋をサラッと触ると、ソイツが起きた。
待ってよ、"あなたって誰"…
あれ私、なんか変なこと言ったかな…
私まさか、この人のこと忘れたの?
それとも…
私自身が記憶をなくしたの…?
考えれば考えるほど底なし沼。
すると私は、先生に呼ばれた。
私の隣には、何故か下を向いた涼介。
バッと病室を飛び出したあなた。
病室を出ると同時に、ある人に出会う。
それは、侑李だった。
侑李があなたに触れようとしたが、あなたに拒まれ、侑李の足がすくむ。
しゃがんでで大泣きするあなたに、侑李が少しずつ近づいた。
そして、あなたをギュッと抱きしめ言った。
私は口車に乗せられた感覚のまま私は病室へ入った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。