前の話
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※本作はゲーム『カラーブロック:爽快パズル』を紹介するプロモーション作品です
わたしは、ひとりでいるのが得意だ。
べつに暗いとかじゃなくて、ただ単純に、ひとりの時間がすき。
放課後、友達とカラオケに行くより、ひとりでイヤホンして帰る方が好き。
休日、どこかに遊びに行くより、部屋でゴロゴロしてる方が好き。
「え、さびしくないの?」って聞かれるけど、全然さびしくない。
むしろ充電される。
そういう人間なんです、わたしは。
ある土曜日の午後。
特に予定もなく、ベッドの上でスマホをだらだらいじっていた。
SNSは見飽きた。見たい動画も特にない。音楽も、なんか今日は違う。
でも起き上がりたくもない。この絶妙な「なにもしたくないけどスマホは持ってる」状態、あるよね。たまにこのまま眠くなって、あやうくスマホを顔面に落下させかけたこともある。
アプリストアをぼんやりスクロールしていたら、カラフルなアイコンのゲームが目に入った。
カラーブロック、っていうやつ。
深く考えずにインストールした。容量も軽いし、無料だし、まあいっか、くらいの気持ちで。
で、やってみたら。
ブロックを並べて、消す。
ほんとにそれだけ。
回転とかもできない。時間制限もない。
ただ、ひたすらブロックを消していく。
地味っちゃ地味なんだけど。
でもなんか、手が止まらない。
ひとりで声出てた。
翌日、学校でクラスメイトに話してみた。
あっさり切り捨てられた。
我ながら布教が下手すぎる。
このゲームの楽しさって、なんか言葉にしにくいんだよね。
「気持ちいい」「スッキリする」「なんかはまる」……そのくらいしか言えない。
でも、やってみたらわかる気がする。
わかる人にはわかる、みたいな。
それ以来、ちょっとしたスキマ時間にひらくようになった。
電車の中、ご飯できるの待ってるとき、寝る前のぼーっとしてる時間。
ひとりで、黙々とブロックを消す。
友達には伝わらなかったこの感じが、わたしはけっこう気に入っている。
みんなで盛り上がるゲームも楽しいけど、
ひとりでこっそり楽しむゲームも、悪くないんだよね。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。