🐰
よんじゅにひょんが壊れてしまった。
心に穴が空いたように , 感情1つ見せてくれない
ベッドで眠るよんじゅにひょん。
両腕には包帯がグルグルと巻かれている。
ベッドの傍の机上のお盆には
よんじゅにひょんの好きなラーメン。
橋の置き方、水の位置、盛り付けられた具材とラーメン
全て昨日のまま。
よんじゅにひょんがピクリ、と動き出した.
どういうことですか " って聞き返すも
起きてた 、と言い張るよんじゅにひょん。
今日もよんじゅにひょんは
見えない何かに虚ろな目で微笑みかけていた。
よんじゅにひょんは あなたさんの生霊でも見ているのかもしれない。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!