京極屋の女将)あんたらは京極屋へ来ようとしていたんじゃないか?
…あ、嗚呼そうだ
京極屋の女将)なら私が京極屋の女将さ!その子はうちで引き取るよ
荻本屋の女将)京極屋の女将さん…今は私が先に話してたんです。邪魔しないで頂けますか?
京極屋の女将)あら?でもこの方たちはうちへ用があるんですよ?
2人の女性の目からは火花が飛んでいた
その後、宇髄と別れ京極屋へと潜入出来た
よしまずはうちの姉女郎に挨拶するよ
はい、分かりました
おいで
女将さんについて行くと一室に通された
蕨姫花魁ちょっといいかい?
襖を開けると一人の美しい女性が中にいた
あら女将さん…なんの用?
新しい子が入ったからね。挨拶をさせに来たんだよ
あなたと言います。これからよろしくお願い致します
あなたは正座し頭を深く下げた
中々可愛い顔をしているのね
可愛がってあげるわ
ありがとうございます
よし、じゃあ着替えるとするかい
はい
女将さんはあなたを連れ部屋を出た
……随分可愛い子だったわね…ふふ…可愛がった後にいずれ必ず喰ってやるわ…
あなたは着替え、自室にて色々説明されていた
(…はぁ…遊郭ってこんなにめんどくさい所なんだ…)
よし、あんたは今何歳だい?
あ、16です…
う〜ん…その歳なら水揚げしないといけないねぇ…
???
水揚げ…?
なんだい…知らないのかい?
コクッ
う〜ん……余計に困ったねぇ…今から禿は遅すぎるし…あんたは顔が良いから早く店に出て欲しいんだがねぇ…
水揚げっていうのは……
あなたは水揚げの意味を聞いて驚いた
じゃあ今晩にでもお願いできる人を探してくるよ
女将はそう言って出ていった
……どうしよう…
(…やばい…怖くなってきちゃった…)
(でも…須磨さん達を助けないといけないし…)
(……宇髄さんが言ってたのはこの事だったのかな…)
(…遊郭がどんな所かは詳しくは知らなかったけど…)
あなたは自分の手を握りしめ肩が震えていた
トントン
???
窓を叩く音が聞こえそちらを見ると宇髄さんがいた
よっ…大丈夫そうか?
……あ、はい…
……何かあったのか?
……その…私…今日、水揚げされるらしいんです…
!!!
……水揚げがどうゆうのか知らなかったのですが…聞いて…
で、でもっ!しのぶさんからもらった眠り粉を使って相手を眠らせる作戦にしていますっ!
こんな所で止まってたら須磨さん達を助けれないのでっ…
……分かった…俺に任せろ
……???
水揚げの事は気にすんな…今日は初日だからあまり動き回るなよ
は、い…
じゃあな
そう言って宇髄さんはまた窓から出ていった
……任せろって何をするんだろ?
END
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