あ、あの…さっきの奴らは何者なんですか…もしかして…鬼というのでしょうか
そうです…鬼を知っているのですか?
はい…母からもずっと言われてました…
夜になると鬼が出るから外を出歩いては行けないと…ですが私はあまり信じておりませんでした…
私の先祖が鬼から守ってくれる為に祠も作りましたが…毎日お祈りをしに行っても本当に居るかなんて……
鬼は本当に居ます…あまり知られていないですが被害にあってる方は多く居ます
あの…あなたは…
私は鬼殺隊の一人…鬼から人々を守る政府非公認組織です…その為世間の人にはあまり知られていません
先程の鬼が鬼狩りと言ってましたがそれは私たちの事です
そんな方々がいるとは…知りませんでした…すみません…
いえ仕方がないので気にしなくて大丈夫ですよ
でもその祠にはこれからもお祈りをしてください
はいっ必ず!
ありがとうございます
あの…貴女のお名前は
千代です!
(…やっぱり)
千代さんっていうんですね
(…ひぃおばあちゃんが言ってた助けてくれた人って私の事だったのかな…雰囲気が似てるって言ってたし…)
鬼に襲われるのは初めてですか?
はい
そうですか
あ、あの!
はい
…怖くないのですか?
夜の暗闇に一人であんな怖い鬼と戦って…
……確かに怖いです…しっかり訓練しても多くの仲間が亡くなりました…でもその人達が繋いでくれたものを私が繋がなくちゃいけないんです
そして未来に繋げる為に…
私は鬼を倒し多くの人を救いたい…その人達の未来に繋ぐために…私は戦い続けます
……
私…皆さんの事を他の人にも知ってもらいたいです!
えっ?
私の村の人にも言います!鬼殺隊の人達は凄い人達なんだって!
……いいえ
えっ…
私たちは別に誰かに認めてもらう為にやっている訳ではありません…
親や兄弟を殺され恨みを持つ者…代々鬼狩りとして受け継ぐ者…己の持っている力を人の為に使う者…
誰も政府から人々から認めてもらう為にやるのではなく鬼を殲滅する…それを志として動いている者達です
千代さんの私たちを思う気持ちは有難く受け取ります
……
話していると千代の家に到着した
あ、ここです…私の家っ
そうでしたかでは私はこれで
必ずお医者様に見てもらって下さいね
はい…あのお茶でも飲んでいきませんか?
ありがとうございます…でも次の任務に向かうのでこれにて失礼します
あなたは元来た道を戻ろうと歩き始めた
……あの!!!!
????
立ち止まり振り向くと千代は不安そうな顔をしていた
ま、また会えますか?
……
はい…また必ず会えるよ
あなたが微笑んで言うと千代の顔は明るくなった
必ず!!!約束ですよ!!!
はいっ
千代は思い切り手を振った
(…すぐではないけど未来で必ず会えます…待っててね…ひぃおばあちゃん…)
END
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