第8話

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2019/02/20 14:43
ウォヌ
ウォヌ
あなた
あなた

どうしたウォヌ?

私の名前を呼びウォヌの大きな手が頬を包む。
ウォヌ
ウォヌ
俺さあなたの事好きなんだけど。
ウォヌ
ウォヌ
もちろん俺と付き合ってくれるよな?
どんどんウォヌの顔が近くなっていく。

えっ……これって今からキスされるよね?



ぎゅっと強く目を瞑る。


10cm…………





5cm…………





1cm…………







ピーピーピーピー
あなた

はぁっ!!……なんだ夢か。

なぜかちょっと残念な気持ちになるのはなんでだろう……。
あなた

もう少し寝てもいいよね。

再び布団の中に潜る。






あなた

待って…今何時だ。

2度目の目覚めから覚めスマホの画面を開くと写されていた時刻は9:00


いつもは6:30に起きて準備万端で家を出ているのに9:00だなんてもう授業が始まったいる。
あなた

や、やばい!!

急いで準備をして家を出る。



すると運が悪く人にぶつかる。
あなた

うわぁっ!!

???
い、痛っ……
あなた

す、すみません!!

ぶつかった人の顔を見る余裕もなくただ謝って私は大学に向かった。



あなた

はぁ…疲れた………。

ウォヌ
ウォヌ
やっと着いたぁぁぁ
私と同時に大学に着いたのは、ウォヌ。
あなた

はぁ……ウォヌじゃん。

ウォヌ
ウォヌ
お前も今着たの?何、寝坊?
あなた

そっ…そうだけど。ウォヌだって絶対寝坊でしょ。

ウォヌ
ウォヌ
は!?ちげえよ。俺はただ単に遅れただけ。
絶対うそ。

今日は寝癖もあるし顔も絶対寝起き笑
あなた

ふーんまあいいよ。

ウォヌ
ウォヌ
あなた
あなた

どうしたウォヌ?

待って。これさっきの夢と同じ……?


って思ってたけど
ウォヌ
ウォヌ
昨日俺お前の事助けてやったんだからお昼飯れ。
あなた

しょうがないな……って奢るか!

ウォヌ
ウォヌ
なんでだよ
あなた

普通女の子を守ることぐらい当たり前でしょ?

ウォヌ
ウォヌ
何言ってるんだよ。お前女じゃないだろ
そんなやつが私を好きになるわけないか。
あなた

私がお昼奢ったら?

ウォヌ
ウォヌ
女。
あなた

分かった、奢るわ

いや、まず奢ったら女とか聞いたことないけど最初っから奢るつもりだったし奢ろうじゃないか。
ウォヌ
ウォヌ
あ、あとこれ。
あなた

あ、これ……

渡されたのはずっと私の手元になかったペンケース。


返されない間ずっと使い慣れないシャーペンを使っていた。
ウォヌ
ウォヌ
ずっと返せなくてごめん。
あなた

別にいいよ。

ウォヌ
ウォヌ
それも兼ねてのお礼お昼楽しみにしてるね笑
まあウォヌから返されたペンケースを持って授業を受けた後お昼ごはんを食べるためにというか奢るためにファミレスに行った。
ウォヌ
ウォヌ
お前女とは思えない量頼むな笑
あなた

え、そうかな?

私が頼んだのは、ハンバーグ、ピザ、ポテト、パフェ。

ちょっと欲張り過ぎたかもね笑
ウォヌ
ウォヌ
これだから男みたいって言われる……
あなた

あ、お会計は別々……

ウォヌ
ウォヌ
すみません。
まあ、その後はグチグチ何も言ってこなかったので奢ったけど。


大学に戻ると
ソナ
あ、あなたちゃんとウォヌ君!
シウ
今日は忙しくなりそうだよ〜!ということで今日もあの部室集合で!
あなた

はい!!分かりました!

少しソナさんとシウさんと話した後
ウォヌ
ウォヌ
なんで何かあるの?俺たちのサークル
あ、ウォヌあの時寝てたから聞いてなかったんだ
あなた

なんか今度ダンスサークルのコンテストがあってそれの手伝いをしてほしいらしい。

ウォヌ
ウォヌ
ダンスサークル!?
あなた

そうそう。あなたの大好きな大好きなおなごが山ほどいるダンスサークルだよ。

ウォヌ
ウォヌ
別に俺、女が好きなわけじゃないんだけど。
あなた

まあ、分かったから分かったから笑

ウォヌと話すといつの間にか時間が過ぎていく……


今だっていつの間にかサークルの活動になってるし
ソナ
ダンスサークルと話し合ったら私達本番は救護か会場での頼まれた仕事やるぐらいだって!
シウ
俺達も初めてだからさ…俺達よりも前にはダンスサークルの手伝いしてたらしいんだけどね。
ソナ
あ、確か倉庫に活動日誌ある気がするけど。
シウ
ごめん!ウォヌ君とあなたちゃん!部室を出て右の倉庫から活動日誌取ってきてもらってもいい?
ウォヌ
ウォヌ
分かりました。ほら行くぞ
あなた

うん!

倉庫は鍵がかかってて鍵をかりて開けると、そこはかなり何年も開けられてなさそうで段ボール箱が大量に積んであった。
あなた

ほこりがすんごいんだけど

ウォヌ
ウォヌ
これは大変だな…
黙々と段ボール箱の中を開けて確認してもなかなか見つからない。


探すこと30分
あなた

ねえ、これじゃない?

そこには「活動日誌〜ボランティアサークル〜」と書かれているファイルが入っていた。
ウォヌ
ウォヌ
これじゃん、持ってくか!
すると高く積まれた段ボール箱が倒れてきてバランスを崩し倒れそうになる
あなた

きゃあああ!!!

ウォヌ
ウォヌ
危ない!!
段ボール箱が落ちる音が部屋に響いて沈黙が流れる……


倒れたんだけどなぜか痛くない。
ウォヌ
ウォヌ
痛っ……
目を開けると目の前にはウォヌの胸板が。

私ウォヌの上に倒れた?
あなた

ご、ごめん!

体を起き上がらせようとすると倒れたまま抱きしめられる。

もうウォヌに抱きしめられるの何回目だろう……
ウォヌ
ウォヌ
もう少しこのままでいろよ。
そう言われるとなぜか速くなる心臓。
あなた

うん……

そのまま無言の状態でいると
???
大丈夫ですか?さっきここからすごい音したんですけど…
誰かが心配になって来てくれたみたいだ。


こんなとこ見られたらやばい。今すぐ離れないと…と思っても離してくれないウォヌの腕。
あなた

ちょっとウォヌ離してよ……

ウォヌ
ウォヌ
嫌だ
あなた

すみません大丈夫で………嘘で…しょ……。

私は思わず2度見した。


だって目の前には会いたくても会えなかったスニョンがいるんだもん。
スニョン
スニョン
あなた……?
神様……これは夢ですか?現実ですか??




違う。これは現実だ。

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