第9話

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2019/02/23 03:46
スニョン
スニョン
あなた……
ウォヌ
ウォヌ
あ、スニョンじゃん
軽い口調でスニョンに話しかけるウォヌ。


もしかして知り合いだったの?
あなた

ウォヌとスニョンって知り合いなの?

ウォヌ
ウォヌ
そうそう、俺達事務所の……
スニョン
スニョン
えっとね!!あの…この大学に入って1番最初に仲良くなったのがウォヌだっただけ!
あなた

そうなんだ

なんか…変な感じだよね。


つい最近までスニョンがいないことに慣れなくて寂しいって思ってたのに、

やっと会えた今はスニョンと話すことに慣れなくなっちゃった。
スニョン
スニョン
えっと……元気にしてた?
あなた

う、うん。スニョンこそ元気だった?

スニョン
スニョン
俺も元気だった!
そう言って細目で笑うスニョンをいつ見れるか私が今までに何回願ってきたか。
ウォヌ
ウォヌ
おい、俺忘れんなよ
あなた

あ、ごめんごめん笑

スニョン
スニョン
お前らもしかして……
私はそのもしかしてをすぐに理解できた。


私とウォヌが付き合ってるってことでしょ?
あなた

うん、そうだよ。

ウォヌ
ウォヌ
あなた?
あなた

私達完璧な彼氏彼女だよ

ごめん、スニョン。私だってもう子供じゃない。


この感情はもう好きじゃないんだ。
私達再び会うまでに時間がかかりすぎたんだ。


だからいつまでもぐだぐだしてたって何も変われない。

スニョン
スニョン
そうなんだ……やっとあなたにも彼氏ができたか!おめでとう。
あなた

ううん。ありがとう……

スニョン
スニョン
俺、休憩中だったからそろそろ行かなきゃ。また話そうな!
あなた

うん…またね!

これで良かったんだよね…だって私ウォヌの事…好きだよね。


一緒にいるとドキドキするし、話してるといつの間にか時間が過ぎてるし。


でもこの気持ちは閉まっておこう。
ウォヌを勝手に巻き込みたいとは思わない。
ウォヌ
ウォヌ
お前……
あなた

ごめん巻き込んで。さっきの忘れ……

ウォヌ
ウォヌ
無理に決まってるだろ。好きな女に俺と付き合ってるなんて言われてんのに。
あなた

そうだよねごめん……………って、え!?

ウォヌ
ウォヌ
何今頃驚いてんの。
あなた

だって今さ……本気なの?

ウォヌ
ウォヌ
俺はいつでも本気だけど?
やばい、もしかして幻聴?
あなた

いや、気を遣わなくていいんだ……んっ…

急に触れる柔らかい唇。

その唇にさらに思考回路が停止する。
ウォヌ
ウォヌ
これでも分からない?
あなた

わっ、分かります……

ウォヌ
ウォヌ
よろしい。日誌も見つけたし戻ろっかシウさんとソアさんも待ってるし。
あなた

うん……

返事をすると手を握られ部室まで向かう。


急に積極的だし……私めっちゃぎこちないんだけど。


それはそう、付き合うなんて初めての経験だもん。
ウォヌ
ウォヌ
もっと普通にしろよ笑
あなた

普通…だ…けど……

ウォヌ
ウォヌ
ふっ………かわい。
か、か、か、かわいい?!



あのウォヌの口から可愛いなんて……待ってほんとにしんどい。

心臓の音が外からでも聞こえそうなくらいうるさい。


部室に戻ると
シウ
遅かったけど大丈夫だった?
ウォヌ
ウォヌ
大丈夫です、日誌無事に見つかりました。
ソナ
おお!お疲れ様!結構ほこり被ってるね笑
私達手を繋ぎながら手を後ろに隠す。


そりゃ、ソアさんとシウさんにもバレるはずがない。
シウ
おお、昔は結構仕事してたんだな……
ソナ
ほんとじゃん、皆真面目だな笑
シウさんとソアさんは2人で一生懸命に日誌を見てる間、私達はにっこり笑いあった。



そして今日わかった。
この先スニョンと幼馴染のままでもいいんだって。

だって私にはウォヌがいるから。

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