第52話

33話
640
2022/03/22 07:32
あなたside
監禁部屋(?)からしばらく歩いた時、
小野彰宏
小野彰宏
さてさてあなたさんよ〜。先程のことは覚えていますかね?
小野(なまえ)
小野あなた
あぁ〜・・・何だったかな。忘れたなぁ〜
小野彰宏
小野彰宏
嘘おっしゃい!!覚えておいででしょう!!
小野(なまえ)
小野あなた
いきなり口調変えないでもらえます
・・・ツッコミずらい。
小野彰宏
小野彰宏
そこをツッコめてこそ、真のツッコミなのですよ!
小野(なまえ)
小野あなた
んな事言われても。てか、その口調のまま行くのか?
小野彰宏
小野彰宏
悪いですか
小野(なまえ)
小野あなた
・・・・・・・もういいよ。そのままで
このまま口調のこと話していたら、話が進む気がしない。
お嬢様口調というか、ご婦人口調というのか。まあ、その路線の口調でいくのだろ。
付き合わせられるこちらの身にもなって欲しいくらいだ。
小野彰宏
小野彰宏
それでは説教を致します。
まじかよ。そのままでいいと言ったが、この口調のままで説教かよ。謎の精神的ダメージがありそうだが。
小野彰宏
小野彰宏
あなたさん、あなたはその自己犠牲心は、どうにか出来ないのですか。本当に大概にして欲しいですわ
「まったく」
あきは頬に手を置きながらため息つく。
なんでその動きが様になってんだよ。どうしたんだよお前。
小野(なまえ)
小野あなた
はいはい。すみませんね
取り敢えず、私は適当に聞き流す。真面目に聞いていたらダメになるわ。この口調だと。
それに、
小野(なまえ)
小野あなた
何度も聞いたし(ボソッ
小野彰宏
小野彰宏
あ゛
小野彰宏
小野彰宏
今、なんて言った
あ、ヤベッ。しくった。
小野彰宏
小野彰宏
お前にとってはそんなことでもな、他人には大問題でもあるんぞ!
小野(なまえ)
小野あなた
例えば、誰ですか
小野彰宏
小野彰宏
σ(`ε´) オレ
ものすごい勢いでご自分を指さす、我が兄。
そこまで主張しますか?
小野彰宏
小野彰宏
そもそもお前は、自分が我慢すればいいって考え方を変えろ
そう言われてもね。
小野彰宏
小野彰宏
あの事があってから、その考え方になったよな
小野(なまえ)
小野あなた
そうだね
思い出すだけで、嫌になる。

けど、あんな事になったのは私の考え方が悪かったから。
小野(なまえ)
小野あなた
あの子は今もいたのかな。私は分かんないよ
小野彰宏
小野彰宏
俺だってそんな事分かんねぇよ
小野彰宏
小野彰宏
けど、今でもお前の傍にいたのかもな
今は見えない空を見上げて思う。


あの子は今でも私の事を見ているのかな。
信じてくれてるのかな。
あぁ、君に会いたいよ。
今更悔やんだって仕方がない。


頭では分かっていても、現実を受け入れることは簡単ではない。
あの頃に戻りたい。
小野彰宏
小野彰宏
とにかく、お前は自己犠牲を少しは無くせ。それで他人を救えても、意味ないだろ
小野(なまえ)
小野あなた
はーい。善処しますよ
けどさ。




自分を大事にしろってどれぐらいなんだろうね。自分ばかり大事にしたら、結局は自己中心的になるしさ。

世間の言う『ほどほど』って、どこなんだろうね。
小野(なまえ)
小野あなた
そのラインが分からないと意味を持たないじゃないか
小野彰宏
小野彰宏
………そうだな。この世は理不尽だからな
意味がないじゃないか。
小野彰宏
小野彰宏
けどな。たとえ意味のないことでも。
「言わずにはいられないんだよ。」
なんて言ってこいつは苦しそうな、怒っているようにも見える表情で笑っていた。
そんな顔をさせたわけじゃないのにな。
小野(なまえ)
小野あなた
ごめんね
小野彰宏
小野彰宏
いいよ。もう慣れた
太宰治
太宰治
話は終わったかい
今まで黙っていた太宰が口を開いた。
小野(なまえ)
小野あなた
お待たせしてすみません。終わりました。多分
周りを見れば。太宰以外の3人は先に進んでいる。

本当に迷惑をかけてすみません。
太宰治
太宰治
では行こうか。もう、遅いからね
彼は背中を向けて歩き出した。私達もその背中を追って歩いた。

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作者
作者
どうも、作者です
作者
作者
今回はここまで
作者
作者
更新遅くなてしまいすみませんでした
作者
作者
できるだけ早めに更新していきたいと思います
作者
作者
ではまた次回に
作者
作者
( *´꒳`*)ノ⁾⁾
余談
作者は無事に志望校に受かりました。

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