あなたside
2週間後
私たちは、家を出て‘うずまき’に向かった。
だが、
家に忘れ物をしたことに気づいた私は、家に戻った。
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忘れ物を発見し家を出ようとして、ある違和感に気づく。
それは、置き物が置いてあった。
私が置いた覚えないし、彰が置くようなものでもない。
不思議に思い近づけば、それが私たちが置いたものではないことが分かった。
それは、綺麗なガラス細工の置き物だった。とても綺麗な物だが、これは私たちが置いたものではないことは分かる。
なぜなら、
私や彰は好みが似ていることが多いので、お互いに好きなものはある程度は把握している。
なので、私たちがこれを置かないことが分かる。
いや、綺麗だよ。とても綺麗だけどね!置こうとは思わないかな~。落として割れたときの掃除とか面倒くさいし。
そんなことを考えていると、あることに気づいた。
家に戻ったときには、あれ、置いてなかったよね?
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。