第6話

3.5話(番外編)
1,748
2020/07/30 08:20
敦side
その日の探偵社は忙しかった。
国木田独歩
国木田独歩
太宰仕事をしろ!
太宰治
太宰治
そんなに怒ると血圧が上がるよ、国木田くん
国木田独歩
国木田独歩
お前のせいだろうが!
朝から国木田さんが仕事をサボる太宰さんを怒鳴っていたり、
江戸川乱歩
江戸川乱歩
ねえー、面白い事件とかの依頼無いの~?
宮沢賢治
宮沢賢治
それならこれはどうですか?
江戸川乱歩
江戸川乱歩
それ良いね
乱歩さんと賢治くんが話して(?)いたり、
与謝野晶子
与謝野晶子
おや、谷崎。怪我してるね。
与謝野晶子
与謝野晶子
治してやろうか?
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
勘弁してください、与謝野先生
谷崎さんが与謝野先生からの治療を逃げていたりと、この日の探偵社は騒がしかった。
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
国木田さん、軍警からの依頼の件なんですけど
国木田独歩
国木田独歩
何か分かったか、谷崎
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
それが
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
奴ら、ポートマフィアの管理地を荒らしたようです
探偵社´s
は!?
え!?
ポートマフィアの管理地を荒らした!?
太宰治
太宰治
随分と怖いもの知らずだね
中島敦
中島敦
そうですね(^_^;)
僕たちは今、〇〇〇〇という組織を調べている。

麻薬の販売や人身売買などをしているチンピラ組織だ。
それにしても、ポートマフィアの管理地を荒らすなんて、怖いもの知らずにも程がある。
与謝野晶子
与謝野晶子
怖いもの知らずというか
江戸川乱歩
江戸川乱歩
馬鹿な組織だね
乱歩さんはその組織を馬鹿認定した。
確かに泣く子も黙るポートマフィアの管理地を荒らすのは馬鹿だし、命知らずだ。
太宰治
太宰治
けど
太宰治
太宰治
そうなると調査は急いだ方がいいね
中島敦
中島敦
え?何故ですか?
太宰治
太宰治
だって、〇〇〇〇、マフィアから報復を受けると思うよ
中島敦
中島敦
あ!
確かに!そうなると調査を急がないと!
???
その必要はない
探偵社´s
社長!!
入口に福沢社長が立っていた。
福沢諭吉
福沢諭吉
先程、森先生から連絡がきた
太宰治
太宰治
森さんから?
福沢諭吉
福沢諭吉
ああ
福沢諭吉
福沢諭吉
今回この件で我々探偵社と共闘したいそうだ
探偵社´s
え!?
ポートマフィアが僕たち探偵社と共闘したい!?
なにかの間違いでは!?
江戸川乱歩
江戸川乱歩
それで社長はその提案にのったんだね
福沢諭吉
福沢諭吉
そうだ
ええ!!社長のったんですか!?
江戸川乱歩
江戸川乱歩
それなら太宰と敦を派遣すれば?
江戸川乱歩
江戸川乱歩
その方が楽だし
中島敦
中島敦
ええ!?僕ですか!!
そんな!僕には荷が重すぎますよー!
太宰治
太宰治
私も嫌ですね
ほら、太宰さんもこう言ってますし、他の人の方が良いですよ。
福沢諭吉
福沢諭吉
二人には悪いが、私も乱歩と同じでそうするつもりだ
そんな~~~~~~!!
こうして僕の儚いはかない願いは届かなかった。


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後日、マフィアとの共闘の日。
中原中也
中原中也
なんで糞鯖くそさばが居るんだよ!
太宰治
太宰治
それは私の台詞だよ、蛞蝓なめくじくん
芥川龍之介
芥川龍之介
なぜ貴様が居るのだ、人虎
中島敦
中島敦
それはこっちの台詞だ!
太宰さんと一緒にマフィアとの待ち合わせ場所に来たが、そこには黒帽子を被った男性と芥川が居た。

なんでお前が居るんだよ!
芥川龍之介
芥川龍之介
人虎、貴様は馬鹿か
芥川龍之介
芥川龍之介
任務で来たに決まっているだろう
中島敦
中島敦
なんでお前なんだよ
太宰治
太宰治
森さんが考えたのだろう
太宰さんはため息をしながら言った。
中原中也
中原中也
そうだよ
中原中也
中原中也
クソッ、首領の命令じゃなけりゃあ、今すぐにでも手前を殴れるのによぉ
太宰治
太宰治
私だって嫌だよ。帽子置き場と一緒に仕事だなんて
中原中也
中原中也
あぁ!
太宰治
太宰治
さて、二人とも。そこに居るちびっこマフィアはほたって、仕事をしようか
中原中也
中原中也
手前、無視すんじゃねぇ!
中島敦
中島敦
ええと、太宰さん。その人は?
太宰さんとの話を聞いていれば、知り合いのようだけど、
太宰治
太宰治
ああ、そういえば、敦くんは初めてだったね。マフィアのチビ幹部だよ
中原中也
中原中也
チビ言うな!糞鯖!
太宰治
太宰治
なんのことかな~
中原中也
中原中也
チッ。おい人虎。
中島敦
中島敦
は、はい!?
中原中也
中原中也
俺は幹部の中原中也だ。今回はよろしくな
中島敦
中島敦
はい。僕は中島敦です。よろしくお願いします、中原さん
中原中也
中原中也
中也で良いぞ。俺も敦って呼ぶからな
中島敦
中島敦
はい、中也さん!
中也さん、優しいな~。
本当にマフィア幹部なのかな?←失礼
太宰治
太宰治
自己紹介は終わったね。では行こうか
中島敦
中島敦
はい
こうして僕たち4人は、〇〇〇〇のアジトへ向かっていった。


┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

中原中也
中原中也
そんで、太宰。作戦はあるのか
太宰治
太宰治
勿論だよ中也。私を誰だと思ってるの?
中原中也
中原中也
あーはいはい、そうだな
芥川龍之介
芥川龍之介
それで太宰さん。作戦は?
太宰治
太宰治
それはね、
太宰さんはニッコリと笑っている。
嫌な予感がする。
太宰治
太宰治
正面突破だよ
中原中也
中原中也
正面突破か。遣り甲斐があるなぁ
芥川龍之介
芥川龍之介
承知
やっぱりか~。うぅ、僕、大丈夫かな。怪我はしたくないな~。
太宰治
太宰治
敦くん、大丈夫かい。
中島敦
中島敦
あ、はい!大丈夫です!
芥川龍之介
芥川龍之介
弱者が。そこで怯えていろ
中島敦
中島敦
なっ!?
太宰治
太宰治
はいはい、喧嘩しないでね~
中原中也
中原中也
おい、そろそろ行くぞ
そう言った中也さんは入口と思われる扉の前に立っていた。
何するのだろう?
中原中也
中原中也
【異能力 汚れちまった悲しみに】
中也さんは扉を蹴って開けた。開いたというか、飛んでいった、扉が。
中島敦
中島敦
え!?
太宰治
太宰治
それじゃ行こうか
ぼくを除いた3人が中に入っていった。
え!?驚いてるの僕だけ!?
モブ
なんだ手前ら!?
中原中也
中原中也
ポートマフィア
太宰治
太宰治
と、探偵社
モブ
なんだと!?チッ、撃て!
ダァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!
芥川龍之介
芥川龍之介
【異能力 羅生門】
芥川龍之介
芥川龍之介
大丈夫ですか、お二人とも
太宰治
太宰治
ああ、大丈夫だよ、芥川くん
中原中也
中原中也
悪いな
芥川龍之介
芥川龍之介
いえ
中島敦
中島敦
いやお前、僕の心配は!
芥川龍之介
芥川龍之介
貴様は自分でどうにかしろ
クソッ、芥川の奴!ムカツク!!
モブ
ひ、怯むな、撃て!
中原中也
中原中也
わりぃけどよ、無駄だ
中也さんはいつの間にか敵の背後にいた。
モブ
な!?貴様いつの間に!?
中原中也
中原中也
じゃあな
芥川龍之介
芥川龍之介
弱者が
ポートマフィアの2人がどんどん倒していく。僕、必要?
太宰治
太宰治
ちょっと二人とも。くれぐれも殺さないでよ
中原中也
中原中也
分かってるよ
芥川龍之介
芥川龍之介
承知
そんなことを横目で確認しながら、僕も敵を倒していく。
中原中也
中原中也
終わったか
太宰治
太宰治
終わったね~
いつの間にか僕たちは敵を倒し終わっていた。
モブ
ぐっ、ボスに連絡を
太宰治
太宰治
はい、そこまでー
中原中也
中原中也
これは無線か?
太宰治
太宰治
だね
太宰治
太宰治
ちょっと中也、それの電源入れて
中原中也
中原中也
ああ、こうか?
太宰治
太宰治
そうそう、それこっちに頂戴
中也さんは太宰さんに無線機を渡した。
太宰さん、何するんだろう?
太宰治
太宰治
こちら入口部隊!!侵入者が来ました!
モブ3
《何!?どこの奴らだ!?》
太宰治
太宰治
武装探偵社とポートマフィアです!!
え!?太宰さん!?声真似してる!?
モブ3
《リーダー、無線が!》
モブ1
《なんだよ、こんな時に!》
モブ3
《それが、武装探偵社とポートマフィアが侵入してきました!》
???
《┉┉》
中島敦
中島敦
ん?
何か他の人の声が聞こえたような?
太宰治
太宰治
どうしたのだい、敦くん?
中島敦
中島敦
いえ、何でもないです
3人には聞こえてないようだし、僕の聞き間違いかな?
モブ1
《やっぱり手前ら、仲間だったのか!》
???
《┉┉┉!!》
太宰治
太宰治
おや、私たちの他にも誰かいるようだね
無線の向こうではこの組織のリーダーらしき者が誰かと話している。
内容までは聞き取れないけど。
芥川龍之介
芥川龍之介
人虎、貴様は無線の向こうでの会話が聞き取れるか?
中島敦
中島敦
いや、声らしきものは聞こえるけど、会話までは
僕の虎に聴力でも聞き取れないってことは、離れて会話しているのだろうか?
太宰治
太宰治
そうか、敦くんでも聞こえないか
それから僕たちは無線からの会話を聞いていたが、
モブ1
しらばっくれんじゃねぇ!このアジトもお前らが言ったんだろ!
???
《┉┉か┉》
中島敦
中島敦
ん?
今言葉が聞こえたような?
???
《だから、違うって言ってんだろうがーーーーーーーーー!!!!》
中島敦
中島敦
いっ!!
無線の向こうから、怒鳴り声が聞こえてきた。
耳がキーンっとなってうるさい!
???
《少しはこっちの話しも聞きやがれ、糞が!》
???
《理不尽に攻撃されるのでも頭来たのに、濡れ義せつけやがって!!》
???
《いい加減にしろや!!》
???
《この糞野郎が!!》
???
《それに!お前も何なんですか!》
???
《一人だけ逃げて安全地帯にいますし!ほっっっっっんとうに何なんだよ!》
???
《そして、いいから手前は、出口教えろやーーーーーーーーー!!!!!》
そして、声は聞こえなくなった。
何だったんだ!?
太宰治
太宰治
敦くん、何か聞こえたのかい?
中島敦
中島敦
あ、はい。聞こえました
3人に無線から聞こえた話を説明すると、
太宰治
太宰治
ふむ、そんなことが聞こえたのか
中原中也
中原中也
何が起きてんだよ、向こう側は
太宰治
太宰治
取りあえず、組織のリーダーを探そう
太宰治
太宰治
そして、話を聞こうじゃないか
中原中也
中原中也
そうだな
こうして僕たちは、建物の中に居る筈の〇〇〇〇のリーダーを探しに行った。
それにしても、あの声は女性の声だろうか?
太宰さんたちには言ってないけど。


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作者
作者
どうも、作者です
作者
作者
今回も長くなってすみません🙇
作者
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けど、文ストキャラ出せました(*^^*)
作者
作者
その代わり、小野兄妹が出せなかった
(´д`|||)
作者
作者
次回からキャラたちを絡ませていきます
作者
作者
では、また次回
作者
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BYE-BYE👋

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