あれから服に靴に、アクセサリーまで買ってもらってしまった
下着はさすがに自分で買ってこいってなったけど.........
ていうか、テヒョンさんって、お金持ちなのかな?
テヒョンさんとあたしは近場のファミリーレストランに入った
──────カランカラン。
あたしの言い方がおかしかったのか、テヒョンさんはあたしを見て笑った
っえ?いいのかな.........
あたしに気を使ってくれたんだ
しばらくしてから料理が出てきた
自分のハンバーグを一口大に切って、フォークに刺した
それを、眠そうにしているテヒョンさんに差し出す
そしたら、深いため息をついて、ハンバーグを口にした
テヒョンさんとの食事は楽しかった
どうやらテヒョンさんは、ご飯をあんまり食べてないみたい
.........迷惑じゃなかったら、これからはあたしが作ろうかな?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!