影山side
月島がこっちを見ている。
後悔、悲しい、悔しい
この3つの感情が混ざったかのような表情をしている。
そんな顔したってもう無駄だ。
こんなにあなたの事を悲しませているんだから。
まだあなたは月島に気づかない。
どうしてあなたは、自分の事を責めるのだろうか。
何か言った気がするが気のせいか。
何も言えない自分に腹が立つ。
とゆうかどうして月島はこっちに来ないのか。
あなたの名前を呼んであげれば
必ず自分の元に戻ってくるのに。
そんな事も出来ないくらい自分に自信がなくなったのか。
そんな少しの勇気が出ない月島なんかより
俺を選んでくれれば良かったのに。
そんな事、本当は思っちゃいけないのに。
あっ、やっと来た、
ハッピーエンドで終わるね。
よし、その言葉が言えれば終わるんだよ。
初めて月島と思っている事が一致した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。