『かなちゃんかわいいっ』
「ううん かわいくないよ…。もねちゃんの
ほーがかわいいよぉ」
ちょっといじけてみる
海ちゃんまゆげ、への字にして
こっち見てる
かわいっ
『なぁに言ってるの。かなちゃんが世界で
1番かわいいよぉぉぉ』
「そんな訳ないじゃん。かんなちゃんのほーが
スタイルいいし可愛いしあたしよりも年上で
しっかりしてるもんっ…」
『ギューーーーー』
海ちゃんが効果音付きで
ギューしてくれる
『かいちゃは、ちっちゃくて、甘えんぼさんで
ちょっとしてことでヤキモチ妬いちゃう
かわいいかなちゃんが好きなんですぅぅーーー』
「うへへっ。あたしも好き。かいちゃ大好き!」
『やったぁー』
『カッコイイ海ちゃんとチューしたい?』
「かわいいかいちゃとチューしたい!」
チュッ
『かなちゃん顔赤い…かわいい』
「見ないでっ」
海ちゃんの首に顔をうずめる
『かな!ずっと一緒にいようねっ』
「かいちゃ大好き!」
なんだかんだでいつも
あたしのほーが
かいちゃに甘えちゃうんだよなぁ…
end
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。