あなたside
私はそれから東京のカフェで働いている。
働き始めて約1年。
やっぱり蓮の事は忘れられずにいた。
そんな時出会ったがいつもきて勉強している
常連さんだった。
いつも通りメニューを受けに行くと
常連さんは私にこういった。
??「あのいつもので。あと、話したい事があるから仕事終わったらここにきて」
そう言って勉強に戻った。
私は仕事を終わらせると本当に待っていてくれた。
『すみません遅くなって…』
私は向かいの椅子に座った。
??「あの急で申し訳ないんですけど僕と付き合ってくれませんか?」
突然の告白。
常連さんの目は真剣だった。
『あのすみません。私元彼が忘れられなくて』
頭にいるのは蓮で、付き合ってもきっと比べてしまう
『別にいいよ。俺が忘れさせるから。お願いダメかな』
これまでもう恋はいいかなって思っていたが
常連さんならいいかなって思った。
『こんな私でいいなら。よろしくお願いします』
??「やった~」
常連さんは喜んでくれた。
そんな姿がかわいかった。
??「あっすみませんお名前って」
『あなたって呼んでください』
??「なら俺は」
阿部「亮平って呼んでください」
こうして私達は付き合うことになった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。