第17話
遊園地デート
待ちに待った当日。
前日から服を決めたりで忙しい。
楽しみすぎて寝れなかったし、やばいやばい。
『あーゆうーえんちだー』
阿部「あぁ楽しみだね。いこいこ」
私はテンションが高すぎて走り出してしまった。
その時転びそうになった。
阿部「危ない⚠ほら手繋いで」
支えてくれた阿部くんが手を出した。
『うん。わかった』
私は阿部くんの手を繋ぎ歩き始めた。
遊園地には家族ずれや学生など人で溢れている。
『亮平くん何乗る?』
阿部「なんでも大丈夫だよ。あなたが乗りたいやつ乗ろ」
『えーと、』
私は絶叫系が大好きだ。
でも亮平くん確か乗れないんだよね。
私はすぐ目の前にあったお化け屋敷を指さした。
『あそこがいい!』
阿部「お化け屋敷いいね。行こっか」
『うん。』
思った以上に待たなかった。
待ち時間も亮平くんとお話して、短く感じたのかもしれない。
スタッフさんも雰囲気があって少しずつ怖くなって言った。
中に入った。初めてだから、動画で見たのと全然違う。
突然出てきたお化けにびっくりして、
亮平くんの袖を握ってしまった。
『ごめん。』
私は亮平くんから離れた。
でも亮平くんは、私に近ずいて
阿部「いいよ。俺に隠れてて」
阿部くんがリードして、歩いてくれた。
その背中が大きく見えてそんな亮平くんがかっこよくて、
私はぴとっと亮平くんの背中にくっついた。
阿部「あなたいくよ。俺にくっついてね」
そのまま長い長い道が
亮平くんがいたから、短く感じたのかも
亮平くんのおかげで頑張りきることができた。
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