嬌声が、ついさっきまで響いていたの。
はぁ、はぁと息を整える目の前にいる彼。
ちゃんとご飯食べてる?なんて聞きたくなるようなお腹の薄さに思わず手を添えた。
研磨「…体、大丈夫?」
なんて私の頭を撫でながらいう彼は、私の幼馴染であって
“ セフレ “ みたいな
つい最近、、3ヶ月前に関係を持った。
『大丈夫…』
研磨「……水とってくるね。」
そう言って私から離れようとした彼をぐっと私の方に寄せて言った。
『……まだ離れないでよね。』
汗ばんでいる彼の体をぎゅうと抱きしめると、耳元で彼の息遣いが直に響く。
研磨「…明日に支障出るよ。」
『いいよ…別に。』
研磨「…そう」
事が済んで、、所謂 事後 ってやつだ。
研磨のベッドで2人横になっていた。
先に言っておくが、私は研磨のことをずっと好き。だけど、研磨はそうでもないみたいに見える。
だって、君が1番表情が変わる瞬間を私は知ってる。
私の話でも、バレーの話でもない、はたまたクロの話でもなく
『ねぇ、スマホさっきから鳴ってる。』
研磨「え、うそ…」
彼はスマホをとって、通知を見る。
その時だ。彼はよりいっそう嬉しそうな顔をする。
私はその正体を知っている。
研磨は 元カノ からのLINEで喜ぶんだ。
なんでかって?
そんなの簡単だろう。
彼はまだ
「 元カノに未練がある 」からだ。
Prologue end……
《プロフィール》
作中表記
819キャラ 「」
あなた 『』
名前 あなた
・高校2年生
・音駒高校
・黒尾鉄朗と孤爪研磨の幼馴染である。
名前 孤爪研磨
・高校2年生
・音駒高校
・元カノと別れてすぐにあなたと関係を持った。
続々とキャラクターは増えていくので是非ともご愛読よろしくお願いします〜
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。